人気ブログランキング | 話題のタグを見る

三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

sandonomes.exblog.jp
ブログトップ
2007年 01月 28日

グルジア料理 Georgisches Gericht

ロシアに住んでいた頃にめぐりあって以来大のお気に入りである。
国自体には行ったことがないので、本場の味を知っているわけではないけれど、グルジア料理レストランはモスクワやサンクト・ペテルブルグでいくつか試した。
私の印象を一言で言うと「スパイシー」。
スパイスやハーブをふんだんに使う。
お気に入りは胡桃を刻んで混ぜ合わせ、数種類のスパイスで味付けしたクリームチーズ(に似ている)を薄く切って焼いた茄子でロールしたものや、タン(多分子牛や羊のタン)を香りよく茹でてホースラディッシュを添えて食べる料理。
メイン・ディッシュは好物のラム料理をいつも選んでいたが、いわゆる”シャシリク”が一番のお気に入り。
”シャシリク”とはロシア語のようだけれど、旧ソビエト連邦に属していた国々、特にカフカス地方の国にはそれぞれ似たような郷土料理があるらしい。
一度アゼルバイジャン人の知り合いが、バクーで前日さばいたばかりのラムのもも肉をオーブン焼きしてくれたけれど、基本的にはシャシリクと同じようなスパイスやハーブをお肉にすり込んでいたみたい。
グルジア料理 Georgisches Gericht_e0112086_1650151.jpg

そこまで本格的ではないけれど、一昨日トルコスーパーのお兄ちゃんに「食べるとこ少ないけど、味は抜群。こうやってかぶりついて食べるんだよ(ここで骨にかぶりついているようなしぐさをする)。」と言って勧められて買ったラムのリブでそれらしきものを作ってみた。グルジア料理 Georgisches Gericht_e0112086_18343034.jpg
コリアンダーシード、クミンシード、フェンネルシード、黒胡椒とあら塩を乳鉢ですりつぶしてリブにすり込む。
30分ばかりなじませてから、フライパンでカリッと焼くだけ。
確かにお兄ちゃんの言ったとおり、このリブ、ナイフ&フォークなんかで食べてられない。
ぺーさんも私も手づかみで、骨にくっついているお肉をムシムシと食べた。
うーん、美味しい、ワインが進む。
グルジアワインがないから、スペインのリベラ・デル・ドゥエロ。

付け合せはブルグール(小麦の加工品、クスクスに似ている)に炒めた野菜を混ぜてベットに。
ブルグールはトルコのものだけど、グルジア料理とも影響しあっているらしいから、まあいいとしよう。
サラダは冷蔵庫にあった野菜で。
本当はグリーン・コリアンダー(香菜)があれば尚グルジア料理らしかったのだけれど・・・残念。
その代わりドレッシングを例のアゼルバイジャン人の知り合いに頂いたドライ・ハーブミックスを
混ぜてつくってみた。
袋はロシア語表示だけれど、その時彼女に聞いてメモしたのを見てみると、バジル、ローレル、ミント、マジョラン、イゾップ、チャーベル、コリアンダー、ペッパーと、あと彼女が英語(私たちの共通語)でなんと言うのか知らなかったハーブが更に2、3入っているらしい。
うん、結構それっぽい味と香りになった。
グルジア料理 Georgisches Gericht_e0112086_1835577.jpg
デザートまでちゃんと考えてなかったんで、冷凍庫にあったバニラキャラメルアイスクリーム(市販品)にブラッド・オレンジの即席コンポートをササッと作って添える。
コンポートは自家製オレンジリキュールで香り付けを。

なんだか全部ありあわせでごまかしたみたい?
こうして週末が終わる。

by sandonomeshi | 2007-01-28 23:34 | 夕飯 Abendessen


<< カロリー爆弾 Kalorien...      パイプオルガンは踊る Die ... >>