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三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2011年 01月 30日

ガチョウのエリーザベト eine Gans namens Elisabeth

1月30日


うちのアパートの上にお住まいのご夫婦、休暇で留守されてた間にちょっとお宅のお世話なんかをして差し上げてたんだけど、そしたらお礼にお気に入りのレストランに招待してくださると!

彼らはアジアに長く住んでおられたんだけれど、もともとはシュヴァーベン地方(ドイツ南西部)の出。
そして招待してくださったのもシュヴァーベン料理のお店。
しかもお料理はガチョウの丸焼き!
メニューにない特別料理ならしく、ちゃんと予め注文しておいてくださった。

じゃ〜ん!
ガチョウのエリーザベト eine Gans namens Elisabeth_e0112086_1750193.jpg
ガチョウのエリーザベトちゃん。
ちゃんと名前が付いてるんだって。

ちなみにドイツ語ではガチョウの丸焼きをGänsebraten:ゲンゼブラーテンと言うんだけど、ゲンゼって雌のガチョウのこと。
じゃぁ、雄は食べないのかとウエイトレスのおねえちゃんに聞いてみたら、シェフに確認してくれて「食べないことはないけれど、お肉は雌の方が断然やわらかくて美味しい!」らしい。
そういえば鶏肉では見たことないけれど、鴨なんかだと雌か雄かの表示がしてあるよね。

さてそんなことはさておき、こうして焼きたての姿をお披露目したエリーザベトちゃん、一旦キッチンにさがったと思ったら・・・
ガチョウのエリーザベト eine Gans namens Elisabeth_e0112086_17504254.jpg
こんな姿になって戻って来た。
ムネ、手羽、モモときれいに切り分けられている。

私はあっさり目のお味だろうと胸肉を所望。
ガチョウのエリーザベト eine Gans namens Elisabeth_e0112086_1751457.jpg
皮がぱりぱり!

付け合わせはケール(ドイツではGrünkohlといい、直訳すると緑キャベツの意。どちらかと言うとシュヴァーベンではなく北ドイツの特産)・・・
ガチョウのエリーザベト eine Gans namens Elisabeth_e0112086_17513929.jpg
紫キャベツ、Spätzle:シュペツレ(パスタの一種)・・・
ガチョウのエリーザベト eine Gans namens Elisabeth_e0112086_17522100.jpg
そしてクネーデル。
ガチョウのエリーザベト eine Gans namens Elisabeth_e0112086_17522655.jpg
大きさが分かるように私の人差し指を添えてみたんだけど・・・。
私は1/4だけいただいた。

それにしても付け合わせの野菜がどちらもキャベツ系で、形は全く違うとはいえ粉系も2種類。
流石ドイツ!

味のほうは、こういうドイツ料理ってどうしても私にはちょっと味が濃過ぎるんだけれど、ここは許容範囲。
ガチョウって意識していただいたのは初めてかもしれないけど、鴨にかなり近いね。
身はややしっかりした歯ごたえで、旨味がある。
奥さん曰く「家で焼いたのではどうしてもこの旨味が出ないんですよね〜。」
試しにペーさんの手羽の部分も少し分けてもらったら、やっぱり胸肉よりかなり脂がのってる。
一口二口は美味しいけれど、手羽丸ごとだとちょっと重そう。
胸肉を選んで正解かも。

それにしてもドイツ人の胃袋には改めて感服。
お二人ともドイツ人にしては小柄な方達なのに、付け合わせが少し残っただけでほぼ完食。
私なんか付け合わせはほとんど味見程度しかいただかなかったけど、それでももうお腹ぱんぱん。
家に帰ってナイトキャップにMarillenschnaps:マリレンシュナップス(アプリコットから作る蒸留酒)を。

by sandonomeshi | 2011-01-30 23:43 | 外メシ ausser Haus


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