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2013年 08月 04日

ノイハウゼンへの週末旅行5〜博物館めぐり Wochenende-Reise nach Neuhausen5 ~ Museen

7月28日(日)

ホテルをチェックアウトして向かったのがこの村のくるみ割り人形博物館。
なんでもヨーロッパでは最初のくるみ割り人形博物館で、世界一たくさんの種類の胡桃割りを展示しているというのでギネスブックにも掲載されているらしい。
入り口にはこんなでっかいくるみ割り人形が・・・
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正直言ってこの地方のシンボルでもあるこの兵隊さんとかのくるみ割り人形には全く興味のない私達。
でも入場券がホテルのパッケージに含まれていたのと、もしかしたら何か面白い珍しい仕組みの胡桃わりとかもあるかも・・・という期待できてみた。
でも6000ものくるみ割りの内ほとんどがこの種の兵隊さん人形あるいはそのアレンジ版でちょっとつまらない。
この巨大版はそうでもないけど、リスの形のくるみ割りはうちの庭に住んでいるリスを彷彿させてくれて可愛げあるし、リスがくるみを割ってくれるというのもいい。
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レプリカみたいなのが売ってれば買いたいくらい。
あとペンチのような形でモダンなデザインのもいくつかあったけど、どれもデパートとかで見たことがある物ばかりでありがた味がない。

裏手の方から建物を出ると元椅子製作工場跡博物館というのが併設されている。
まだあまり機械化されていなかった時代の椅子工場を再現していて、ドイツのことだから腕のいい職人さんがこだわりの座り心地の良い丈夫な椅子を作ってらっしゃったんだろうな〜とか思いながら見て回る。
面白かったのはその当時の家具等を含めた部屋の様子を再現展示してあったこと。
例えばこれは1930年代のキッチン、
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こっちは1960年代(東ドイツ時代)のリビングルーム等々。
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生活感でてるね〜。

椅子製作工場博物館を出たら更に先にDie weltgroßte Musikdose(世界一大きいオルゴール)と名を打った人形仕掛けの大型オルゴールが。
毎正時に演奏されるというからちょっと待ってみることに。
扉が開いて人形が踊り出すんだろうか?とか楽しみにしながらもあんまり期待しない方が良いと思う気持ちも・・・。
少なくとも”くるみ割り人形”の音楽は聴けるし・・・ぐらいで待つ。
結局正時から7分ぐらい遅れて始まった。
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こういうとこも「ドイツって実は・・・」な典型だよね。
始まってみたら扉は開いたけど中でぐるぐる回っているだけ。


一応くるみ割り人形になっているキャラクターはバレエに出てくるキャラクターと一致してる。
マーシャ(ドイツではマリア、英語圏やそれ家今日を受けている国々ではクララということになっている)はちゃんとくるみ割り人形を持ってて演出が細かくてかわいい。
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あのリスの形をしたくるみ割りがないかミュージアム・ショップも覗いてみたけど・・・何もぱっとしたものもない。
この地方の手工芸品となっているレース編みも売ってたけど、外ではおばさんが木陰で編んでる。
これはちょっとすごい!
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こんな風に下絵にそって編んでいくんだ!

この後同じくノイハウゼン、しかも泊まってたお城のすぐ側にあるガラス博物館で吹きガラスの実演を見学できるというのでそっちへ。
週末は午後1時から開館で、少し早めについた私達は駐車場券お庭になっているところの木陰のベンチで待つ。
ガラス工芸の職人さんらしきおじさんがやってきて「すぐに始めるからね。」と声を掛けてくださった。
入り口のとが開かれて中に入ると「実演の前に展示物をゆっくりご覧になってください。」と言われ、オーブン直前にいらした4、5人の人達も一緒に2階の展示室に上がる。
色ガラスの材料となる貴石やミネラル類も説明と一緒に展示されている。
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ガラスビーズも盛んに生産されてたらしく、それをもとにアクセサリー類やクリスマスツリーのお飾り等を作るのもここエルツ山地地方とボヘミア地方で盛んだったとのこと。
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こうやって木枠で型をとる技法でも吹いて中の空洞部分を作るらしい。
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2階の展示室から降りてきたら椅子を並べて実演の見学室に案内された。
吹きガラスといえば私はまたでっかい溶解炉の側で筒の先に付けた溶融したガラスに空気を吹き込んでコップ等を作る気泡かと思い込んでたら、机のような作業台の前に座ってバーナーを使って試験管みたいなガラス管から加工していく技法だった。
  

まずは”ボトルの悪魔君”というのを作りながら説明。
この悪魔君をミネラルウォーターのペットボトルみたいのに水と一緒に入れると・・・。
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という子供も大人も喜ぶちょっとしたマジックみたいなことも見せてくれた。
次は何ができるのかな〜?
動画が長くなり過ぎるのでカットしたけど、作業台の前の方に2つ並んでる長い脚の付いたミニ水差しみたいなの。
このくびれやふくらみ、取手、台の部分などを試験管の状態から、バーナーでガラスを熱し、吹き、引き延ばししながら形成していく。
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1mm以下の微作業の手の感覚とそれを見分ける目がすごい。
作業台の横にはこの職人さんの作品が展示されている。
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私はさっきの”ボトルの悪魔君”を自分にとお友達へのプレゼントに、あとテーブルで活躍してくれるちょっと珍しい物も購入。
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悪魔君を支えている私の指先との比較で、度どのくらい細か細工が施されているのか分かってもらえるかな?
テーブルの上で活躍するのは、追々実際使う時に紹介できると思う。

因にこの博物館、ドイツ語ではMuseum:ムゼウムとってミュージアムのことだから日本語にすると博物館なんだけど、博物館と呼ぶにはあまりにもこじんまりしている。
でも展示物のガラス製品とこの実演を見れるなら(不定期にやっているみたい)価値は高い。
しかも入場料たったの2ユーロ(約260円)!
この実演が見られて、このお土産買えただけでもノイハウゼンに来た甲斐あった!って感じ。

まぁ色々あったけど、なんだかドイツの地方の人達の生活と歴史が垣間みれて、食事もおいしかったし、多少暑かった嫌いはあってもそこはドイツのこと、このくらいでぐずぐず言うほどでもないし、楽しい有意義な週末旅行だった。
ってことで一路ベルリンへ。

途中アウトバーンにのるまでの通りで、何カ所かドネルケバブのお店を見かけた。
ペーさんが「この辺のケバブの味を試してみるっていうのも良いかも・・・。」と提案。
「うん、悪くない。」ってことで「次見かけたら止まってね。」と言ってから見つからない。
そういうもんだよね・・・。

ということでお腹をすかしたままベルリンが近づいてきた。
「家で何かできる?」とペーさん。
「パスタでペペロンチーノぐらいなら・・・。」と私。
「それも悪くないけど・・・。そうだ!こないだから久しぶりに行ってみたいと思ってたんだけど、ほら植物園の近くのビアガーデンみたいなとこ・・・。」とペーさん。
「うん、良いね。あそこ、まぁまぁ美味しいし・・・。」ってことで、家には寄らずそのレストランに直行することに。
基本ドイツ料理のレストランでバーもあるからビールを飲み来る人も多いみたいだし、並木道が交わる角地の庭はテラス席になっていて結構広いからこの界隈では夏場人気のお店。
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たまに通りかかるとお天気のいい日はいつもテラス席いっぱい。
でもまだこの時間(6時頃)ちょっと暑い。
・・・ので、まずはビールを。
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ペーさんは車があるのでノンアルコールを、私はダークビールを。
ペーさんは一緒に持って来てくれたパンにすぐ飛びつく。
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相当お腹空いてたみたい。
確かに、向うでは日曜日でどこもかしこも閉まっててお昼食べてないものね。
暑いので二人とも冷たい料理の方が良いかなと、ペーさんは茹で豚のゼリー寄せ・・・
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私がマチェス(塩漬け若ニシン)を。
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どちらもジャーマンポテト添え。
マチェスは往々にして塩辛過ぎたりするんだけど、ここのはほどほど。
お美味しくいただきました。
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by sandonomeshi | 2013-08-04 03:16 | 外メシ ausser Haus
2013年 08月 03日

ノイハウゼンへの週末旅行4〜まさかの火災訓練 WE-Reise nach Neuhausen4 ~ Brandschutzeigenschaften

7月28日(日)

昨夜5コースディナーをいただいて散歩して部屋に戻りベッドに入ったのが11時半頃。
で、サイレンの音でびっくりして目を覚ましたのが夜中の1時前。
私達の寝室の天井で火災報知器のようなサイレンが鳴っている。
「何事?」とペーさんに聞きながらも、寝る前に天井窓を開けっ放しにしておいたせいでサイレンが鳴っているんだと思い込んでいたので、ペーさんが窓を閉めてくれるだろう、そしたらサイレンは泊まるだろう・・・と軽く考えていた。
そしたらペーさん一旦リビングに行って戻ってきたかと思うとタオルを手に戻ってきてまたベッドに腰掛けてナイトテーブルを拭いている。
コップの水をこぼしたみたい。
全く慌てる様子もなく、窓を閉める様子もなくまたリビングに行って戻ってきたら「サンド、早く着替えろ!外に出ないと!」といきなりせかす。
私は半分寝ぼけた状態で「何よ急に、自分ものんびりナイトテーブル拭いたりしてたくせに・・・。」とか思いながらパジャマからTシャツとカプリパンツに着替える。
その間ペーさんはセイフティーボックスに保管してあった財布や携帯等を取り出し、「貴重品だけ持って出るぞ!。」ともう部屋を出ようとしてる。
私は何を持って出るべきか全く頭が働かず、ナイトテーブルに置いてあった腕時計(特に高価なものでもないけれどとても気に入っている)だけ持って出る。
私達の部屋は3階(日本式の4階)だったけど当然階段で下まで降りて中庭に出る。
そこには既に数名の宿泊客らしき人達がバスローブ状態とかで集まっていて、「誤報?」とか話しているのが聞こえてくる。
サイレンは私達の部屋の物だけでなく他の方向でも鳴ってるけど、建物を見渡しても炎どころか煙すら見当たらないし、物の焼ける臭いもない。
ぐっすり眠っていたところを起こされて機嫌の悪い私は「一体何事?」とぶつぶつ。
ペーさんも「相当ホテル住まいしてるけど、予告されていた火災訓練以外こんな事初めて!」と。
村の消防団も出動してきたみたいでそれらしき人が「後光であることが確認できました。お部屋に戻っていただいても大丈夫です。」と。
「一体どうゆうこと?どうしてホテル側から説明とかお詫びの言葉とかない訳!?」とかぶつぶつ言いながら部屋に戻る。
でも私の良いところはまたすぐにコテンと寝られること。
ぺーさんは色々考えてしまってしばらく眠れなかったとか。

そんなことがあった夜が開けて朝食。
ホテルの朝食はバイキング式でガイド付きの城内見学でも説明があった大広間で。
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バイキングの内容は悪くないけど4つ星のホテルだと思うとちょっとしょぼいかな〜。
ドイツではペンションみたいなところに泊まってもこのくらいのバイキングは出してるし・・・。
特に残念だったのは野菜が胡瓜とトマトしかなかったこと。
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あとパンが昨日のパンぽくてあんまり美味しくなかったのも大きな原点かな・・・。
品数としてはハム類、チーズ類、果物、魚の薫製類、ジャム、ハーブティー等かなり揃ってはいるけど。
でも窓がたくさんあって眺めがいいのが気持ちいい。
昨日は全ての窓が閉まっていて鍵がかけられていたのでちょっと閉口してたけど、今日はいくつかの窓が開け放たれてて、朝の澄んでひんやりした空気が入ってきてなんとも気持ちいい。
そんな窓際に席をとって・・・
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昨夜の出来事を話す。

あの時は夜中に起こされて憤慨してたけど、ある意味リアルな火災訓練をさせてもらって、よかったかな・・・と。
実は私iPadを持って行ってたのに、それを部屋に置いたままだったし、財布(クレジットカードや免許証、保険証等も入っている)はセイフティーボックスに入れてたからペーさんが持って出てくれたけど、携帯とカメラは私のバックに入っていたのでそれも置いたままだった。
今後何があるか分からないからホテルに泊まったりする時は貴重品をまとめておいてすぐに持って出られるようにしておかないとという教訓を得た。
ペーさんも、「おどろいて起き上がった時にコップが倒れて本の上に水がこぼれたのでパニクってしまって、それを拭きとらないと・・・というのが先に立って状況を冷静に判断できてなかったけど、本当の火事だったらあんな悠長なことしてたら煙に巻かれてかも・・・。」と。
「でも本当の火事だったら、ホテル側が館内放送とか何らかの手段で宿泊客を安全に誘導するべきじゃないの。この古城ホテルにそんな設備があるかどうか分からないけど・・・。でもこの規模の施設だとどこが火元かで非難路が変わってくるだろうし・・・。」と私。
ホテル勤めをしていた私的には「お客様の安全を第一に。」という思いが強い。
でも「自分の安全は自分で守る」というもの大切だし、今後ホテルに宿泊する時は避難経路をきちんとチェックし、貴重品はまとめておくようにしよう!

そんな話の後、今日の予定について。まずはお庭の散歩。
朝食会場から見える手入れされた花壇のお庭だけじゃなくて敷地内には池もあって自然の森みたいになってるところもある。
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朝の空気がひんやりしているうちにそこを散歩しようってことに。
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小これが池に浮かんだ小島とそこに架かっている橋。
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島に渡って左手側に池は広がっていて・・・
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右手側には小川が流れ込んでるみたいで、その狭くなったところにもう一つ木造の橋が架かっているけど、それはかなり朽ちていて危険ならしく通行止になっているのを一昨日見た。
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今度は小島側から橋を見たところ。
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こんもり丘のようになっている高みの左側にお城がある。
池をぐるっと一回り。
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正面の建物は城壁の外の民家。
そしてお城本丸(?)の中庭に戻り、この塔はもともと礼拝堂として建てられ今は結婚式をこのお城で挙げたカップルが泊まるウエディング・スイートとして使われている特別室らしい。
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今日も暑くなりそう・・・。

チェックアウト時にホテルからはなにも話がなかったので「昨夜の騒ぎは一体何が原因だったのですか?」と聴くと「とあるお客様が虫除けのスプレーを火災感知機に向けて吹き付けたのに反応したせいです。」とのこと。
真夜中に消防団まで駆けつけた誤報の原因が虫除けスプレー!
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by sandonomeshi | 2013-08-03 14:50 | 外メシ ausser Haus
2013年 08月 02日

ノイハウゼンへの週末旅行3〜お城の歴史 Wochenende-Reise nach Neuhausen3 ~ Geschichte des Schloßes

7月28日(日)

エルツ山地地方を回って思いがけず興味深いことに出会って、なんだか旅の満足感ぐ〜んとアップ。
今度はこれもパッケージに込みになっている、私達が泊まっているプルシェンシュタイン城内巡り。
4時にメインダイニング、レミーゼに集合。
私達の他に5人が集まった。

ガイドのおじさんは最初に「私はこのホテルの従業員ではありません。一介の郷土歴史家で特にこのお城の変遷については色々研究してきた者です。」とことわりを。
そしてレストランのテラスに座って誰がお城を建てたのかから、どういう変遷を遂げて今ホテルになったのかまでをかいつまんで説明してくれた。
今はレストランになっているレミーゼ(離れ、倉庫の意味)に増築された部分のギャラリー(下の階と天井を共有する中二階のような部分)。
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見えにくいけど今でも壁側は全体が書棚になっていて、もともとライブラリーとして建てられたそう。

昨日レストランでトイレに行った時、「なんだろう?」と思っていた廊下のアーチ。
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方向的にお城の方だったからお城の地下に続くトンネル?と思ってたけど・・・。
今は土の下になっているけど元々はお堀だったところ。
そのお堀に架けられていた石橋のアーチの部分だそう。
二重アーチだったもう一つの方はいまでもまだ上半分は地上に出ている。
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で、このトンネルをくぐってすぐ右手にあるトイレの先は扉があってどうなってるのか昨日は分からなかったんだけど、ガイドのおじさんが開けてくれると、左に思いっきりカーブしててその先には工事のための足場を組んだ地下倉庫のような空間。
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以前この先の地上にはビールの醸造所があってこの地下部分にはビール樽が置かれていたらしい。

ここは氷室だったところ。
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池の氷をこのトンネルを通ってこの氷室まで運んだんだそう。
今はビール樽倉庫とともにフィットネス、ウェルネス施設にするための工事中らしい。

地上に出てそのまま城の本丸(?)部分に入る。
案内されたのはGeorg von Schõneberg:ゲオルグ・フォン・シェーネベルグ(長きに渡り鰶の城主だったシェーネベルグ家の最後の人物の名)の名をいただいたスイート。
寝室とリビング部分をつなぐ扉は立派な石のアーチがついている。
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これは今のリビング部分は遅れて増築された部分で、当初は屋外の回廊に出る扉だったらしい。
確かに寝室とリビングの間の壁は50cmほども厚さがあって外壁だったことが伺われる。
リビングにはりっぱなタイル張り暖炉が。
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このタイルってマイセンだったりするんだろうか・・・。
ガイドのおじさんに聞けば良かった。

この部分の階段はオリジナルのまま残っているとか。
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一段一段厚い一枚板だ。

朝食会場でもある大広間をバルコニーから眺めさせてもらう。
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このバルコニー部分に置いてあったテーブルの上に古い写真などの資料を広げて説明してくださり、1時間余りの場内ツアー終了。
ガイドのおじさんはこの地方の訛らしく私には非常に聞き取りにくく、しかもドイツ語の機微までまだ分からないけど、ペーさん曰く「話し方や話してる内容から、ガイドのおじさんのこの城に対する深い愛情を感じた。」と。
戦後東ドイツ政府の下「子供の家」(養護施設、教育的施設などをかねていた)として使われていたのが1989年に大火事があって城の大部分が焼失してしまい、その後すぐベルリンの壁が崩壊したため朽ちるままになっていたのを、村の人達の復興を願う活動もあってオランダの実業家がオーナーとなりホテルとして蘇ったらしい。
彼の口ぶりではそのオランダ人は彼らの救世主的存在みたいだったよう。
でも考えてみれば大都市から離れた国境の町で、木工工芸の中小企業と冬の観光資源(といってもそれほど大規模なスキー場があるわけでもなく)だけの過疎の村に、その村の歴史を見守ってきたお城が修復改装されシンボル的な古城ホテルとして生まれ変わったとこをどれだけ村の人達が喜んだろうかは想像に難くない。

そんなお城の歴史に触れて感慨深〜い思いでレミーゼでの夕食。
今日はパッケージに込みになっている5コースディナー。
昨夜ア・ラ・カルトとセットメニューをいただいて美味しかったから、期待で胸いっぱい!
昨夜、写真を撮るのに照明の当たり具合がいい席に目を付けて、その席を指定して予約しておいたのに、既にそこには別のカップルが座ってらっしゃる。
なんでも私達よりも前に予約されてたらしい。
ちょっと残念だけど、まだ全然外は明るいし、テラス側の掃き出し窓際も悪くない。
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「5コース キャンドルライト・ディナー献立表」に目を通し、飲み物を決める。
ディナーにはワインがボトル1本付きなんだけど、ペーさんは白が好き、私はロゼも飲みたいのでボトル1本の代わりにグラスワイン4杯に代えてもらえないかお願い。
「大丈夫ですよ、ただし4杯じゃなくて3杯までです。」とOKしてもらったのでまずはペーさんはチリのサービニョン・ブランを、私は他ではあまり見かけない地元ザクセンの白があったのでそれを。

アミューズはパエリャ。
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ほう、アミューズにパエリャときたか!
お米はしっかり魚介や野菜の味を吸ってて美味しいし、細か目に刻んだ野菜や鶏肉、むきエビなんかもところどころにあるし。
冷めてても悪くはないけど、できれば一手間かけて温かくして出してくれたらもっと美味しいだろうに・・・。

1品目、ビート芋のくるみビネガーマリネ クリームチーズ添え。
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ビート芋はちょっと甘味が強かった気がするけど、ルコラとスプラウトのサラダがのっかてるとこや、くるみビネガーのドレッシングがすごく美味しかった。
これってベジタリアン向けのフェイクカルパッチョになりそう。

2品目はまたもやスペイン代表のガスパチョ ハーブクルトン浮かし。
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最近ドイツでもタパスの流れでスペイン料理が流行っててガスパチョも市民権を得てきていて、その分それはもうガスパチョじゃないでしょ!ってくらいアレンジされてしまってるレシピもあちこちで見るけど、ここのは正統派ガスパチョ。
唯一私的にはガスパチョにハーブのクルトンは似合わない。
どちらかというと無骨な揚げパンみたいのが良いと思うんだけど、それじゃこのレストランでは「品がない」ってことになるだろうしね。

3皿目、かりっと焼いたザンダー(スズキに似た淡水魚) リンゴとポロ葱のキャラメリゼソテー添え サフランの泡ソース。
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昨日のマスもそうだったけどここのシェフ、魚の火入れの加減が素晴らしい!
料理の名前は「かりっと焼いた」となってるけど、べつにかりっとはなってないけどほろっとした身がしっとり焼き上がってて素晴らしい。
リンゴとポロ葱ってどうかな?と思ったけどリンゴはほんのり酸味が残ってるくらいで姿は見えず、時々ポロ葱とは違うな・・・という柔らかい食感で「あっ、今リンゴだった?」って感じ。

ここで次のお肉料理に向けてちょっと疑心暗鬼に”辛口”と表示されたロゼ・ダンジュをたのむ。
さすが5コース、ドイツにしては大変控え目なポーションでここまできたけど、メインのお肉はしっかりポーション、仔牛肉のじっくり煮込み クリームソース 季節の色とりどり野菜とマッシュポテト添え。
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これでもドイツでは控え目な方だけど・・・。
なんか昨日の私のメインと似たような料理だな〜と思いながら一口お肉を・・・。
ドイツ語でいう「バターのように柔らかい!」
ナイフがすーと入る。
昨日はお肉本来の味がしてなくてちょっと物足りなかったけど、今日のはちゃんとお肉を食べてる感ある。ソースもしつこくないし野菜もアルデンテに仕上げてある。

ところでロゼ・ダンジュ、表示通り甘くない。
どうして甘いって言われてるんだろ?

お料理の方は美味しかったけど次のデザートのことを思うと食べきれずお肉とマッシュポテトをペーさんに助けてもらう。
そして最後の料理、デザートはエルスターのタルト・タタン キャラメルソースと自家製ベリーシャーベット添え。
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エルスターというのはドイツでポピュラーなリンゴの品種名。
ゴールデンデリシャスとイングリット・マリーという品種をかけ合わせてオランダで改良されたらしい。
香りがよくジューシーで控え目な酸味が特徴。
それにしてもこのタタン、そんなにリンゴがお高かったの?と突っ込みたくなる。
生地はイタリアの薄焼きピッツァっぽくて面白い。
生地も薄いからリンゴとのバランスは悪くない。
シャーベットもけっこうねっとりしてて果肉たっぷり感高いけど、私的にはここはオーソドックスにバニラアイスとかの方が良かったかな〜。
今日も二人ともお腹パンパンで、「まだ明るいし昨日みたいにちょっと散歩してから部屋に戻ろうか・・・。」ってことに。

ならばとトイレに行っておこうと席を立った私、昨日気になってたコート掛けの写真を撮る。
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オーナーがオランダ人というので納得。
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もしかしてデルフト?

レストランを出たら今日はレストランの裏にある池の回りをてくてく。
そしたら奥へと庭がずっ〜と広がってる。
また別の池もあってそこには小さな島もあって橋が架かって渡れるようになってる。
明るいと言ってももう暮れかけ。
風景の写真を撮るには厳しい。
「明日もう一度朝の良い日射しの中を散歩したいね。」と、部屋に戻るとこれもまたパッケージに込みになっていたシャンパンがセットされてた。
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ニコラ・フィアットは良いけどグラスが違うだろ!と突っ込みながらもよーく冷えたシャンパン、残念だけど今はまだ水も入らないくらいお腹いっぱい。
ここで開けてしまってはもったいないから、これは持って買えることに。
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by sandonomeshi | 2013-08-02 00:29 | 外メシ ausser Haus
2013年 08月 01日

ノイハウゼンへの週末旅行2〜エルツ山地地方 Wochenende-Reise nach Neuhausen2 ~ Erzgebirgskreis

7月27日(日)

今回私達が利用した古城ホテルのスイートにお泊まりパッケージにはホテル近燐の博物館などの入場券も込みになっていた。
まず行ってみたのがノイハウゼンから5Kmほど離れたSeiffen:ザイーフェンという木工工芸の中でも特にクリスマスピラミッドで有名な村。

そこに製作行程を見学できる工場兼ショップがあってその見学入場券が込みになっていたから。
ザイーフェンだけではなくこのエルツ産地一帯で木工工芸が盛んで、クリスマスツリーのお飾りのエンジェル等や木製のおもちゃ、ゲーム、あと特にくるみ割り人形・・・
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ロイヒャーマン(煙を吐く人形)・・・
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そしてクリスマスピラミッド・・・
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が主要製品。(3枚の写真はウィキペディアから転載)
この工場見学付きショップではくるみ割り人形の製作行程を見せてもらえるはずだった。
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・・・のに週末は工場はお休みで見学できないってことを知らされてなかった。
行ったらショップはやってたけど奥の作業場みたいなところは製作途中の人形が並べられているだけで人気がない。
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仕方ないので取りあえずお土産にミニチュアのくるみ割り人形なんかを見繕う。
ピラミッドは飾る場所がないからうち用には買えないけど、こういう釣り下げ式ならリビングの天井に良いかも・・・。
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でもモチーフに気に入ったのがなく、結局うち用は何もなしで日本のお友達やお義母さんへのお土産だけ選んでレジへ。
で、おばさんに「今日は土曜日で作業が見られなくて残念。昨日夕方着いてたから、昨日のうちにくれば良かった・・・」と言うと、「今工場は夏休み中だから、昨日来てもらっていても見られなかったけどね。」とのこと。
まぁ、そのおかげでこのザイーフェンという町のことも知ったし、お土産も買えたし良かったんだけど、ホテルも無料入場券をプレゼントするならそう言う情報をきちんと把握しておいてお客さんに伝えなきゃ・・・ね。

因にここザイーフェンにはクリスマスピラミッドの原形のアイデアとなったと言われる八角形のフォームの小さな教会があって、そこからクリスマスピラミッドといえばザイーフェンってことになってるらしい。
「ここまで来たんだからその教会も見に行こう!」と言ってたのに、お店を出たらすっかり忘れて近くのもう一つの町Olbernhau:オルバーナウ(ここは人口1万人弱でノイハウゼンやザイーフェンよりは大きい「町」)に向かってた。
ここはこの辺りでは多少大きな町なだけあって、大型木工工芸即売展があるというので来てみたんだけど、目当てのお店は土曜日の午後、既に閉まってる。
この地域はクリスマスがらみの木工工芸品やスキーやウインタースポーツが観光を支えているだけあって、夏場はいわゆるロー・シーズンみたい。
仕方ないから「ザイーフェンに戻って教会を見に行こう!」とオルバーナウを出ようとした時、Saigerhütte:ザイガーヒェッテの門が目に入った。
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これってさっきパンフレットか何かで目にして、ペーさんに「これって何?」って聞いてたところだ。
ちょっと寄ってみることに。
外の駐車場に車を停めて門を入ると建物が幾つもあって、ちょっと中世の映画のセットかテーマパークか・・・って雰囲気。
建物は博物館だったりホテルだったりカフェだったり。
そこを通り過ぎると奥には「遺跡」のような空間が・・・。
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案内表示版をペーさんに読んでもらったところによると、16世紀ザクセン選定候に保護されて栄えたエルツ山地地方で産出する銅鉱から銅と銀を精錬する作業場だったらしい。
その技術と経済的意義は歴史的にも重要で、ユネスコの世界遺産登録に向けて動いているとのこと。
博物館(展示館)を見てみようと入っていくと、受付のおばさんが「もうすぐ鍛冶屋小屋の説明付き案内が始まるよ。急げば間に合う!」と外に出て指を指しながら場所を教えてくれた。
小川から水を引いた疏水の先には水車と小屋が見える。
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中に入ると既に人が5、6人集まっていて説明が始まってる。
天井は高くてわりとゆったりした空間。
外にある水車に繋がったタービンが、焼けた銅を打つ大型金槌の柄を一定間隔ではじく仕組みになってる。
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建物や水車&タービン(木製)の仕組みは全て焼失してしまったのでレプリカとして立て直されたものだけど、金槌は16世紀のオリジナルだそう。
タービンに繋がる3本の柄には3種類の金槌が付いていて、それぞれ銅板を作る平たく叩き延ばすため、桶などの形を叩き出すためのが大小1つずつ。
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実際に動く仕組みは当時のまま再現されているらしく「すごい音がするけど、驚かないで。」と言ってやって見せてくれた。
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ここで造られた銅板はドレスデンの聖母教会やベルリンのシャルロッテンブルグ宮殿など名だたる建造物の屋根葺きに使われたらしい。
当時鍛冶屋では10歳ぐらいの子供から働き、劣悪な作業環境(鉛などの有害な金属粉、耳を裂く金属音等々)のため、ほとんど長生きできなかった(30歳代ぐらいまで)そう。
なのに精密な厚み、カーブを叩き出すのは熟練した職人でなければできない技だったらしく、職人不足が慢性的な問題だったとのこと。
思いがけずすっごく興味深い話を聞けてなんとなくウキウキして鍛冶小屋を出る。

展示館に戻る途中「ご自由にお入りください」と看板の出た小さなおうち。
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手作りグッズを売ってるショップみたいだけど・・・。
中ではおばさんが毛糸を紡いでいた。
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このおうちは職人達の住まいを再現したものらしく、隣りの部屋は生活の様子を展示してある。
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毛糸紡ぎ、毛糸編みの衣類、レース編みなどは主婦が内職していたものが地元の手工芸産業となっていったらしい。
展示館では展示物の他にこの町の銅精錬業の歴史をまとめたビデオも見せてもらえた。
とても興味深かったけど、歴史と文化をいっぱい触れてちょっと休憩したい感じ。
さっきのカフェにテラスがあったよね。

木造トラス構造の建物がカフェになってる。
私はアイスクリームコーヒーを・・・
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ペーさんはアイスクリームの盛り合わせを。
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ここはモーヴェンピックのアイスクリームが売りみたい。
今日も結構暑いけど(天気予報では30度越え)日陰でアイス食べてたら快適!

一息ついたらザイーフェンに戻る。
小さな村だからそんな有名な教会ならすぐ見つかるだろう・・・と思いきや、メイン通りを走ってたら村を通り抜けてしまった。
でも途中でくるみ割り人形製造直売店の前にでっかいくるみ割り人形があったのを撮影。
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さっき見かけた観光案内所のところまで戻ると、教会への矢印表示を見っけ。
メイン通りからそれて坂を上っていくとクリスマスピラミッド製造直売店や・・・
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ロイヒャーマン専門店なんかがあって、観光客が集まってくる地域な雰囲気満点。
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なだらかなカーブを曲がると目の前に・・・
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これ!?
確かにオクタゴン(八角形)だけど想像してたのと全然違う。
かわいい〜。
でも今日は「貸し切り」(?)で結婚式をやっていて中には入れないみたい。
裏にまわってみると墓地があってどのお墓にも色とりどりのお花がいっぱい!
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墓地の写真を撮るってどうかな〜とも思ったけど、かわいい教会とあんまり素敵な風景なので・・・。

で、気になるクリスマスピラミッド製造直売店を覗きに。
友達のロサの子、ソフィアにかわいいクリスマスピラミッドをプレゼントしたい。
モチーフはベレン(スペイン語。イエスが生まれた地とされるベツレヘムのこと。赤ちゃんのイエス、マリア、ヨゼフ、牛やロバ等の人形とともにイエスの誕生を表したクリスマスのお飾り、ドイツ語ではヴァイナフツクリッペという)がいい。
でもなかなかない。
この辺はプロテスタントで、あんまりクリッペはポピュラーじゃないのかな?
 でも一つ一つ見ながら探して見つけた!
イエス、マリア、ヨゼフがいるやつ!
お値段的にも子供のクリスマスプレゼントにはほどほど。
ここでもつり下げ式ので良いのはないかと探してみたけど・・・、うち用はおあずけだね・・・。

買い物を終えて教会に戻ってみると、結婚式が終わって新郎新婦始め参列した人達が出てきている。
一通り皆さん外に出られたかな・・・とちょっと中を覗かせてもらう。
つなぎを着たお兄ちゃん達が3人ほどお掃除をしている。
中の様子も写真撮りたかったんだけど、作業してらっしゃるところでちょっと気が引けてじっくり眺めさせてもらっただけで出てきた。
うちでウィキを見てみたら写真があったので・・・
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こじんまりしてて質素な感じが良い。
ついでにテキストも斜め読みしてみたら、なんでも結婚式を挙げるのに人気の教会だそう。
で、木造建築の教会として世界的にも頻繁に紹介されている建造物らしい。
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by sandonomeshi | 2013-08-01 17:44 | おやつ Zwischenmahlzeit
2013年 07月 31日

ノイハウゼンへの週末旅行1〜古城ホテル Wochenende-Reise nach Neuhausen1 ~Schloßhotel

7月26日(金)

今日はペーさん午後から有給をとって週末小旅行に出かける。
行き先はザクセン–アンハルト州(元東ドイツ圏)のErzgebirge:エルツ山地(ドイツとチェコの国境線となっている山地)の小さな村Neuhausen:ノイハウゼン。
そこにSchloß Purschenstein:プルシェンシュタイン城という古城ホテルがあって、そこの朝食、夕食、何やかやが込みになった優待券が手に入ったから。
ノイハウゼンは人口3千人ほどの小さな村で、近隣のSeiffen:ザイフェンを始めエルツ山地地域全体的に盛んな木工工芸(くるみ割り人形やおもちゃ、クリスマスピラミッドなどで有名)、スキー場そして私達が泊まったプルシェンシュタイン城で知られているみたい。

アウトバーンにのってベルリンを出てまずはドレスデンめざして南東方向に走る。
途中すご〜く広大な向日葵畑が・・・。
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2時間も走らないうちに道路標識にはPrag/Praha:プラハの文字が。
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この辺りから更に2時間ぐらいかな〜、プラハまで。
そっちもずっと前から行ってみたい街だけど・・・。

ドレスデンの市街地を迂回して以前所用で行ったことのあるFreiberg:フライベルグを通って更に南東へ。
この辺りからエルツ山地に入るみたいだけど、確かに風景が丘陵地帯のそれ。
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最高峰の標高が1200mちょっとらしいからそんなに高い山地でもないし。
感覚的には世界遺産にも登録された紀伊山地みたいな感じかな〜。
母の里なのでよく行く高野山で標高800mほど、このノイハウゼンが700m足らずみたいだし、多少は涼しいかな〜とか期待しながら行く。

村に入ってすぐに見えたお城の塔。
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お城自体は多少高台になったところに建ってて、写真の手前にある池の横手に広い駐車場とヘリポートがある。
「ここで車停めて荷物もってお城まで歩くのヤダな〜。」と思ってたら駐車場を突っ切ってそのまま車で上っていけそうな道が・・・。
塔の横の建物の一階部分がトンネルになっていて中庭に入れて、お城の入り口、フロントの前に横着け。
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既に料金を払い込んである優待パッケージに含まれるサービス色々の説明があって気値のお部屋へ。
今回のパッケージはスイートにお泊まり。
「古城ホテルのスイート!」と期待してたんだけど・・・。
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最上階3階(日本式には4階)の屋根裏部屋みたいで寝室には高〜いところに小さな天井窓が一つあるだけ。
この時間でも薄く暗〜い。
家具は年代物らしき感じだけど、部屋全体のインテリアの感じから浮いてる。
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バスルームはモダンに改装されているけど、スイートにしては狭くて使い勝手も悪そう。
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でもリビングの窓からはさっきの中庭と丘陵地帯に広がる村が一望。
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視界が広くて気持ちいい〜。
ちょっと身体を乗り出して左手の方向にカメラを向けると・・・
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黄色いドイツ語でRemise:レミーゼ(離れの倉庫、物置などの意味)と呼ばれる建物で見えないけれど、その向うが駐車場。
このレミーゼが名前もそのまま”レミーゼ”というホテルのメインダイニング・レストランになっている。

荷物を広げてワンピースをタンスの中に掛けたり、洗面具をバスルームに並べたりとホテル滞在の準備が済んだら、まずはスパ施設を利用してみようってことに。
お城の半地下に小さいながらもプールとサウナがある。
あとマッサージなんかもあるんだけど、それは日曜日に予約を入れてある。
3人いるマッサージ担当のスタッフの一人は休暇中、一人は病欠で一人で切り盛りしてるらしく、希望通りに予約が取れなかった。
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プールの水温は25度ぐらいかな。
あったかくもないけど冷たくもない。
でも床暖房がきいていて室内はちょっとむっとする感じ。
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小窓があって外の光は入ってるけど、お城の外壁は1m以上の厚さで本来ならかなりひんやりした空間なんだろうね。
私はサウナ、ペーさんは蒸気風呂で2セット。
「あ〜、すっきりした。1週間の疲れが取れた感じ!」とペーさん機嫌いい。

部屋に戻ってシャワーを浴びて着替えても、まだ夕飯の時間には早い。
なので敷地内散策。
裏手にまわると、以前はお堀であっただろうところに石橋が架かっていて・・・
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その向うには手入れの行き届いたお庭が広がってる。
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庭の一番奥にはデッキチェアーが並べられていて、こんなところでのんびり寝っ転がってると気持ちいいだろうな〜って感じ。
お城の回りの林の梢の向うにはこの規模の村にしては立派な教会の鐘楼が見えている。
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一部まだ残っている城壁に開口部があって・・・
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その横に近燐の案内表示が。
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近くにダム(Talsperre)があるみたい。
「ペーさんの朝のジョギングに丁度いい距離じゃない?」
ついでにレストランを覗いてみると、既に食事している人達がいる。
二人してTシャツにカプリパンツといういでたち。
一旦部屋に戻って一応私はワンピース、ペーさんは麻シャツとチノパンに着替えて夕食に。

レストラン前のテラスもこの気温なら悪くなかったんだけど、丁度西日がおもいっきり当たってたから室内の席へ。
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天井が高〜くてシックな雰囲気。
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まず飲み物はペーさんはイタリアのピノ・グリを私はドイツ、ファルツのロゼのキュベをグラスで。
といっても250mlのカラフェだけど・・・。
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あとミネラルウォーターをたのんだら初めて聞くOppacher:オッパヒャーという銘柄。
これがすごく美味しかった。
「近くのスーパーとかで買えるといいのにね。」
ワインはペーさんはあんまり満足してなかったみたいだけど、私のはフルーティでいてきりっと辛口。なかなか美味しい。

さて料理。
アミューズは牛のザウアーブラーテン。
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これはドイツ中部地域の代表的な郷土料理で、牛肉の塊をハーブ&スパイスを混ぜたお酢ベースのマリネ液につけ込んでから鍋に入れてオーブンで蒸し焼きにするもの。
ソースに浸かった付け合わせと一緒に出されるのが一般的で、私はレストランとかで食べたことのない(食べる気がしない)料理。
でもこのアミューズはローストビーフみたいに薄〜くスライスしたザウアーブラーテンの上に、細かく刻んだ香味野菜とビーフコンソメのゼラチンをトッピングしてある。
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お肉はお肉そのものの味とスパイス&ハーブの風味もちゃんとして美味しいし、そこに野菜とゼラチンの味と食感も楽しめて面白い。
幸先よく期待が高まる!

料理はペーさんはア・ラ・カルトで2品(前菜とメイン)、私は3コースのセットメニュー(前菜、メイン、デザート)を注文。
ペーさんの前菜、カルパッチョ。
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山盛りのサラダがのっかってるっていうのが好感持てる。
これが私の3コースのうちの一皿、ブラウントラウト(マスの一種) ルコラのサラダとゴーダクリームチーズ添え。
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まるでメインディッシュか!?っていうポーション。
でもこの魚の焼き加減が絶妙!
低温調理してる感じ。
しかも魚自体もかなり新鮮そう。
メニューにはEis(氷)forelle(ブラウントラウト)と断ってあったから、多分北欧で捕れたものじゃないかと思うんだけど・・・。
ちょっと濃いめの味のドレッシングが丁度いい感じに魚のソースになって、その酸味でさっぱりいただける。

ペーさんのメインはアンコウと大きな海老のグリル ほうれん草リゾットのベッド。
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アンコウも海老もぷりっぷりだし、リゾットのほうれん草がこの国にしては珍しくくったくたになってない。
私のは仔牛肉のクリーム煮チューリッヒ風。
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私は知らなかったんだけど、結構有名なスイス料理だそう。
ポロ葱を炒めたのとレシュティ(ハッシュポテトみたいなの)が添えてある。
クリーミーなソースは重くなくて美味しいしお肉も柔らかくレシュティも外がカリッと香ばしくて美味しくて、ペーさんも「今まで食べた仔牛肉のクリーム煮チューリッヒ風の中では一番。」と言うんだけど、私の好み的にはイマイチ。似たような牛肉のクリーム煮ならロシアのビーフストロガノフがいいな。もしかして仔牛肉だから味にパンチがないのかな〜。
私は前菜もメインもペーさんにかなり助けてもらって完食。
でも既に相当お腹いっぱい。

ペーさんも私を手伝ったせいで一人でデザートをたのめる状況じゃないみたい。
「サンドのコースのデザートをシェアさせてもらっても良い?」もちろん、そうでないと私も食べきれないし・・・。
エルダーフラワーのシロップスープと自家製レモンシャーベット。
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今が季節のベリー類が浮き実になってる冷たいスープ。
私はほとんど食べられなかったけど、心地よい酸味で口の中さっぱり。

二人ともあまりにもお腹いっぱいで苦しかったんで、レストランを出てそのまま村の方へ散歩。
街中で見つけたこんな看板オブジェ。
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Alte Salzstraße:アルテ・ザルツシュトラーセ(旧塩街道の意味)とある。
この辺りはプラハとハレ(同じザクセン=アンハルト州の北西寄りの町)を結ぶ塩街道が通っていたらしい。
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by sandonomeshi | 2013-07-31 23:00 | 外メシ ausser Haus
2013年 06月 22日

トルコ市場の戦利品 das Gute vom türkischen Markt

6月8日(土)

午後からペーさんに付き合ってもらってトルコ市場へ。
夏野菜や果物が豊富で安くなってきてるので色々買い込もうという魂胆。
一人できている時には持ちきれないので買えない「メロン3つで1ユーロ!」とか「パイナップル2個で1ユーロ!」、「アボガド5個で1ユーロ!」などと「持ってけどろぼう、叩き売り」状態。
二人して大好きなひしゃげ桃(ドイツ語ではBergpfirsich)も市中のスーパーの半額ほど。
1Kg以上買い込む。
魚屋の前を通るとペーさんが「今日は魚が食べたいな〜。」とでっかいカレイを包んでもらう。
あとはトルコ市場に来たらほぼ必ず買っておく日本のみたいな胡瓜や熟れ熟れのトマト、そしていつもあるわけじゃないけど今日はあったのでペーさんの顔がほころんだのがアーティチョーク。
冷蔵庫にしまいきれるかな〜とちょっと不安になりながら帰宅。
早速仕入れてきたものも合わせて夕飯の献立を考えて、冷蔵庫に優先していれるもの、しばらく外でも良いもに仕分けして、カレイを三枚におろす。

そんな夕飯。
まずアボガドと茹で海老のカクテルソース
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茹でた海老を小さく切ってアボガドの果肉とレモン汁で混ぜる。
それを半分にしたアボガドの皮をカップ代わりにしてココットで支えてデーブルへ。

このいだ近くのスーパーで期間限定で売っていた220ml入りのハインズの逆さボトルケチャップを見つけて買っておいた(ドイツのケーカーのケチャップは色々試したけど口に合わず、しかも最低でも500ml入りしかなくて使い切る前に賞味期限が切れてしまう)のとマヨネーズに赤ワイン、カイエンペッパー少々を加えてでカクテルソースを。

アボガドは熟れ具合の良いのに当たるのが難しいけど、今日のはかなりGOOD!
「アボガド5つも買ったのに、半分ずつ?」とペーさんは不満げ。

次はセラーノ生ハムメロン
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メロンはカンタロープという品種を2個、Galia:ガリアという品種を1個買ってきていて、まずカンタループの方を切ってみた。
カンタループって日本でよく聞くマスクメロンの一種らしく、果肉がきれいなオレンジでドイツで出回っている他の品種と比べると果物感が強く甘い。
そんなカンタループメロンのお手本みたいにおいしいかった今日のメロン。
3個1ユーロなのに・・・。

メインのカレイのムニエルの前に中骨の骨煎餅
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うちではカレイを買うとこの骨煎餅は外せない。
ペーさんも大好き!
これをポロポリやっている間にムニエルを焼いて・・・
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カレイのムニエル キヌサヤエンドウとエリンギのソテー添え
エリンギって最近アジアスーパーだけでなく、市中の普通のスーパーでも時々見かけるようになったけど、結構お高い。
しかもどっしり重くてグラム売りだから2、3個選ぶと結構な値段になる。
今日は珍しくトルコ市場にも売っていて5、6個買い込んできた。
このくらいの値段なら心置きなく食べられる!。

デザートの前にテレビのニュースを。
ここのところドイツの中部では大量の雨でドナウやエルベが氾濫して村ごと非難したりとか大変なことになってる。
こうしてのんびりうちで食事ができることに感謝しながら程良く冷えたスイカ
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スイカを食べる時、いつもペーさんと言い合いになるのは塩をかけて食べること。
日本人なら当たり前のことだけど、彼らには全く受け入れられないらしい。
スイカって一人で行くとなかなか買えないけど、実はペーさんの大好物。
彼の食べた後はカブトムシもカマキリも寄り付かないくらい、しっかり白いところまでかじる。
この「カブトムシも・・・」という言い回しは私の母が弟によく言ってたこと。
弟は子供の頃近くの山で捕ってきたカブトムシやクワガタやを飼っていて、よく私達が食べた後のスイカの皮や胡瓜なんかを餌としてあげていた。
でも弟の食べた後は餌にもならないとよく母が言っていたのがすごく印象に残っている。
私の育った和歌山県の町はスイカの産地で、夏場近所の農家の方から出荷できない傷物とかよくいただいて、台所にスイカがごろごろしてた思い出が・・・。で、冷蔵庫に入りきらないからお風呂場でバケツや洗い桶に浸けて冷やしてたな〜。(←あ〜昭和!)
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by sandonomeshi | 2013-06-22 19:44 | 夕飯 Abendessen
2013年 06月 15日

オーストリア料理でベトナムの話 Unterhaltung über Vietnam mit Österreichem Essen

5月20日(月)

今日は精霊降臨祭というキリスト教のお祭り日でベルリンも祭日。
ドイツは州によって祭日を決めるようになっていてベルリン州は16州の中でも祭日が少ない。
その少ない年間祭日の3つが5月に集中している。

それはともかく、今日は私達が一時帰国してたのと時期を同じくして彼と一緒にベトナム旅行に行っていた友達のパウラとお互いの旅行の話しとかしようとランチの約束をしてある。
場所は彼女達のお勧めでオーストリア料理のレストラン。
店内は入り口付近でカウンターと暖炉もあってバーとかビストロっぽい雰囲気の部分と、奥は落ち着いたテーブル席が並ぶダイニングになっている。
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冬場とか暖炉に火が入っていたらいい雰囲気だろうな〜って感じのお店。
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オーストリア料理とあれば私はやっぱりシュニッツェル(仔牛肉のカツ)、ペーさんはグラーシュ(牛肉とパプリカの煮込み料理)を。
よく”ウィーン風”のシュニッッツェルとか言うんだけど、本来は仔牛肉を使うのがウィーン風なんだけど、ここのお店はブランデンブルグ(ベルリンのとなりの州)産リンゴ豚(リンゴを餌に飼育した豚のこと)のカツレツだとメニューに断ってあった。
ブランデンブルグのリンゴ豚っていわゆる”ブランド豚”で、ブランデンブルグ州が特産としてプロモーションをかけている。
ドイツでは仔牛肉ってお高いのでよく豚肉でシュニッツェルを出しているところが多いけど、ここは豚は豚でもブランド肉ってことみたい。
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お肉はそう言われてみれば柔らかくて豚独特の臭みもなく、ちょっと甘味がある感じがする。
カツもカリッと揚がっててなかなか美味しゅうございました。
付け合わせのジャガ芋と胡瓜のサラダはやや甘味が強くて私好みではなかったけど・・・。

ペーさんのグラーシュにはクヌーデル(ジャガ芋団子)が二つ。
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お肉は柔らかく煮てあって悪くなかったけど、ペーさんはソースの味が納得いかないみたい。

結構お腹いっぱいだったけどオーストリア料理と言えばもう一ついただきたいものが・・・。
カイザーシュマーレン(ホットケーキの出来損ないみたいなデザート)。
私、ホットケーキやパンケーキってあんまり興味ないんだけど、カイザーシュマーレンは結構好き。
メニューにはハーフポーションとフルポーションがあったのでフルポーションの方を4人でシャアするからと言ってたのむ。
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生地の中にレーズンが混ぜ込んであって、プラムコンポートを添えてある。
これが香ばしく焼けてて、卵たっぷり使ってる味がしてお美味いんだよね〜。
別腹でしっかり入る。

彼らのベトナム旅行だけど、行って後悔はないし良かったと思うけど、かなり目から鱗な経験をしてきたらしい。
なんと言っても二人とも旅行慣れはしてるけどアジアは初めて。
なのにパッケージツアーじゃなくて完全な個人手配。
もう行く前から「勇気あるね〜。」というのが私達のコメント。
一番の印象は、「いわゆる新興国的なエネルギーがみなぎってた。」
取りあえず人の多さに圧倒され、自転車やバイクが交通ルールもない状態で走っている様子に目が点。
言葉も期待していたフランス語がほとんど通じず、英語も彼らの発音がほとんど理解できず・・・。
最後には食べ物にあたって、帰りのフライト大丈夫かなと日程の延期も検討したとか。
ペーさんは出張でちょこっと行ったことがあるけど、私はまだ未知の国。
でも最近特に日本でも何かと注目されている国だし、ベトナム料理大好きだし・・・で、アジアでは是非行ってみたい国の一つ。
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by sandonomeshi | 2013-06-15 01:08 | 外メシ ausser Haus
2013年 06月 06日

アスパラガスの季節到来! Spargel-Saison beginnt!

4月26日(金)

誕生日プレゼントランチから帰ってきて、お花見ポタリングに行こうと思っていたのにとうとう雨が降り始めた。
でも取りあえず今週末に改めて行くのがいいか、それとも来週まで待った方がいいか咲き具合を見てこようと車で出かける。

そしたら既に咲いてはいるけれどまだ6、7部咲き程度。
今週末はではまだ早いかも。
かといって1週間待つと散り始めそうだし、来週中程水曜日、5月1日のメーデー(ドイツは祝日)あたりが見頃かも・・・。

車まで10分ほどで来れるところだけどせっかくここまで来たのだし・・・ってことで桜並木の入り口脇でこの季節スタンドを出してアスパラガスを売っているところで程良く太っといのを6本。
今年初めてのホワイトアスパラガス。
ドレスデン近郊の産だって。

うちに帰って早速料理。
塩と砂糖少々、バター一片、レモン1/4ほどを放り込んだお鍋で茹でる。
茹で汁は“アスパラガス出汁”としてスープに使うのがドイツでは常識。
根元のかたいぶぶんをバターでソテーした後しっかり煮て豆乳クリームを加えてホワイトアスパラのエスプレッソスープ
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豆乳クリームでもちゃんと泡立つね。
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そして初ものはメインとして定番の茹でホワイトアスパラ 茹でポテト、ハムの付け合わせ
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冷蔵庫にあったフェルトという葉野菜もちょっとマスタードを利かせたフレンチドレッシングで和えて添える。
ドイツでは卵黄と白ワインとバターで作るオランダソースでいただくのが定番だけど、うちはマヨネーズや溶かしバターが好き。

ドイツではこれから6月23日頃までがホワイトアスパラガスの収穫期。
ベルリンには郊外にBeelitz:ベエリッツというアスパラガス産地として有名な町があって、今日買ったところもベエリッツ産の朝堀りを扱っているんだけど、今年はまだ収穫できてないのかな〜。
それともドレスデンの売り込みがすごいとか・・・。
いずれにしてもこれからしばらくアスパラガス三昧のかな〜。
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by sandonomeshi | 2013-06-06 20:16 | 夕飯 Abendessen
2013年 06月 03日

ハンブルグ・マラソン Haspa Marathon Hamburg

4月21日(日)

マラソン当日! 
ペーさんと息子君は9時のスタート(といっても初参加者なので9時半頃のスタートになるんだけど)に備えて5時頃から起き出し、ジルケん家のキッチンを借りて昨日買っておいた瓶詰めパスタソースを温めスパゲティを茹でてしっかり炭水化物を補給して出て行った。
2泊も泊めていただいてお世話になってるジルケも二人の応援をするとはりきっていて、8時頃に起き出して私と一緒に朝パンを食べて出かけることに。

最初は3Km地点の辺りに電車の駅があるからそこまで行ってペーさん達が来るのを待ってようかと思ってたんだけど、結局おしゃべりしながら食べてたら遅くなってしまって3Km地点にも10Km地点にも間に合わなくなってきて、ルートの様子にも詳しいハンブルグっ子のジルケが「多分人の出も少なくて見やすいだろう。」という15Km地点近くの地下鉄駅Steinstrasse:シュタインシュトラーセ(シュタイン通り)に直行。
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この辺はまだかなりの塊で走ってくる。
後ろに見えているのは気球で、その場で上り下りしてて10数ユーロ(記憶があいまい)で乗船できる観光アトラクションになっている。
去年初夏にハンブルグに週末旅行にきた時乗ってみたけど、ハンブルグの街が見渡せてなかなか。
このすぐ先がJungfenstieg:ユングフェルンシュテークってところも地下鉄駅があるんだけれどジルケ曰く「そこはハンブルグの中心地で観光客も元々多い上マラソン観覧者でごった返しているだろうから行っても無駄。」ってことで、次に駅から近いコース沿いのOhlsdorf:オールスドルフへ行くことに。
ただ今回ペーさんは全くの練習不足で「ハーフも走れるか・・・?」と弱気なことを言ってて、最終的には「取りあえず走れるところまで走ってみる。」と言って出ていってた。
15Km地点では全然余裕そうだったんだけど、その後どうなってるか彼の携帯へ電話してみる。
「さっきハーフ地点通過した。まだ走れそう。」
それでもオールスドルフは31Km地点。
まだ10kmもある。
で、30Km地点にはマッサージサービスがあって、それを受けたいとのこと。
取りあえず私達がオールスドルフに着いて応援場所を確保したらもう一度電話するってことに。
でも結局マッサージは長蛇の列で、止まって待ってたらリズムが狂うからとマッサージを断念し継続して走り続けるとの電話。
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ここがゴール地点から一番遠い地点で列車の駅もあるから、もう走れそうになければここでリタイアーしなければゴールに帰れなくなる。
ちょっと街外れの静かな住宅街って感じだけど、近くにラジオ局のホットスポットがあって、DJがすごい音量で音楽を流しながらライブ中継をやっていてにぎやか。
そんな中走ってきたペーさん。
まだ足取りは軽い。
「大丈夫、完走できそう・・・。」と言いながらタッタッタッと走り過ぎていった。

私達もすぐさま駅に戻り次は38Km地点の少し前Klosterstern:クロスターシュターン駅に向かう。
近くに運河も流れているこの地区、ジルケ曰くハンブルグのおしゃれな住宅地らしい。
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確かに通りの両サイドに並ぶAltbau:アルトバウ(一般的に第二次大戦前に立てられた建造物のこと)もきれいに修復されていて美しい街並。
駅名にもなっているシュターンとは”星”のことだけど、たとえで四方八方に放射線状に道が延びているロータリーのことをドイツ語ではそう呼ぶ。
ロータリーの円の中は芝が生えていて公園になっている。
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すぐ側にこれも駅名の由来になっているクロスター(修道院)跡がある。
一般的に35Km地点ぐらいがフルマラソンで一番辛い地点だと言われているけれど、それを過ぎてペーさんまだ大丈夫そう。
次はゴール目の前41Kmを過ぎた辺りStephansplatz:シュテファンズプラッツ(シュテッファン広場)駅へ。
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この後ろの交差点を右に折れたらゴールまでまっしぐら。
見通しのいい大通り。
もうランナーもまばらだし、みんな結構苦しそう。
「ゴールは目の前。もう一息、ガンバレ!」
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右奥に見えているテレビ塔の下辺りがゴール。
右端で半分切れてるけど大きな桜の木があってほぼ満開。
ランナーの方達は愛でる余裕あるだろうか・・・。

ペーさんが走り去ったので私達はコースからそれて、といってもコース沿いになっている公園内を通り抜けていく。
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ジルケの解説によるとここは1963年に開催されたBUGA(Bundesgatenschau):ブガ(ブンデスガルテンシャウの略で連邦園芸博覧会のこと)の会場として造園整備されたところらしい。
それ以来市民の憩いの場。
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因にこのBUGAは毎奇数年持ち回りで国内の都市で開催されるのだけど、今年もハンブルグに当たっていて4月26日から10月まで開催される。
さらに付けくわえると、次はベルリンが囲まれているブランデンブルグ州のハーフェル川(ベルリンにも流れている)流域で行われ、次の次、つまり2017年にはベルリンに当たっていてテンペルホーフ空港跡地が会場になる予定らしい。
これも楽しみ。

私達が公園を散歩しながらゴール地点に着いた頃には、ペーさんは既にゴールしシャワーを浴びにいくところ。
私とジルケはぽかぽか日が射しているテレビ塔の下でおしゃべりしながら待つ。
完走証明書も完走記念のメダルに名前と記録を刻印してもらい、とにかくまた完走できたことに大満足のペーさん。
「マラソン完走の後は当然ステーキでしょ。」と、どこでステーキを食べるか思案している。
金曜日にペーさんの車を運転してブレーメンへ向かったお姉ちゃん(ペーさんの娘)とその彼が迎えにきてくれることになっているジルケのうちに戻って荷物をピックアップし、ベルリンに帰ると遅くなってしまうし、なにより「それまでお腹が持たない・・・。」とペーさんと息子君が主張。
ってことはハンブルグで食べていった方が無難ってことで、早速i-hponeでジルケの家からアウトバーンに乗るまでの道沿い、ハンブルグ市内にステーキハウスはないか探す。

見つけたのはハンブルグが本店でドイツ中全国展開しているアルゼンチン牛のステーキハウス。
ステーキのメニューはお肉の部位で示されていて、180gからT-ボーンステーキなんかは500g。
でサラダと付け合わせのポテト(フライトポテトかベイクドポテトのサワークリームのせを選べる)のセット。
サラダはサラダバーからウエイターさんが見繕ってきてくれて、フレンチ、アメリカン、イタリアン、ハンブルガー(ハンブルグ風のこと、このレストランの一号店がハンブルグにある)の4種類のドレッシングの中から選べるようになっている。
私はハーブ入りでバルサミコとオリーブオイルのイタリアンをチョイス。
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ステーキはペーさんが助けてくれることを見越して250gのリブ−アイにフライドポテト添えを。
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さらにガーリックバゲットトーストが一切れもれなく付いてくる。
お肉の表面はきれいな焼け目がしっかり付いてるけど中はお願いした通り血の滴るレアー。
ナイフもすーっと通るし、ジューシで旨味の深〜いお肉。
うちでもアルゼンチン牛を買ってきてステーキするけど、やっぱプロの焼き方は違うな〜。
しかも私達の席から見えたオープンキッチンでは溶岩石炭火でお肉を焼いているのが伺える。
溶岩石炭ってすごい高温(摂氏400度まで)の熱源らしく、素早くお肉の表面を焼き締めることができるみたい。

マラソンを走った人も、応援を頑張った私も、ブレーメンからドライブしてきた人も、みんなおいしいお肉にほくほく。
お供はアルゼンチン、メンドーサ産のマルベック(葡萄の品種名)がハウスワインとしてあったので、それをボトルで。
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運転手の息子君には申し訳ないけど・・・。
デザートにはペーさんがバニラアイスのチョコレートソースかけ・・・
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私はメープル&ウォールナッツのアイスクリーム・・・
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お姉ちゃんは彼とシェアすると言ってNYチーズケーキを。
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注文する時にシェアすると言ったらちゃんとカトラリーを二人分持って来てくれた。
こういう気回しってドイツでは珍しい!

お腹いっぱいになってみんな大満足。
ペーさん曰く、沿道の観客がベルリンとハンブルグでは雰囲気が違って興味深かったらしく、ルートも高低差があまりなく走りやすかったこともあって「また走りたいな〜。」って。
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by sandonomeshi | 2013-06-03 22:55 | 外メシ ausser Haus
2013年 05月 30日

ドイツの健康志向トレンド BIO-Tendenz in Deutschland

4月20日(土)

明日はペーさんと息子君、ハンブルグマラソンを走るんだけど、今日はせっかくハンブルグに来たんだからと、たまたまKunsthalle:クンストハレ(美術館)でジャコメッティの特別展をやっているというので見にいってきた。
私は彼の極端に細く長くデフォルメされた彫刻はまだ面白いと思うけれど、絵画の方はちょっと・・・なんだけど、ペーさんが結構好きなんだって。
館内は撮影禁止だったので何も写真がなくて残念だけど、かなりの作品数で会場も広くくたくたになってクンストハーレを出る。
芸術を観るって本当にエネルギーがいるよね。

お腹もぺこぺこだとクンストハーレのすぐ近くで通りに出ているカフェのテーブル席に座る。
最近流行ってる健康志向、BIO:ビオ(有機栽培、無添加食品等のこと)志向のセルフサービス・カフェ。
こういうところって「zu gesund!」(健康的過ぎる)と言ってあんまり好まないペーさんだけど、すっごくいいお天気の今日。ぽかぽかしてるテラス席に魅かれたみたい。
「注文してきてあげるから、サンドは座って荷物見てて。」とペーさんと息子君が店内に入っていく。私は山羊フレッシュチーズのバゲットサンドのつもりでたのんだのに、ペーさんは勘違いして山羊チーズのサラダを持って来てた。
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まぁ、バゲットも付いてるし、野菜も彩りどりで美味しそうだし、結果オーライ。
写真の光の感じからも如何にいいお天気だか伝わるかな〜。
ペーさんはホワイトアスパラのスープと・・・
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ツナサラダ。
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写真は撮ってないけど息子君はタイ風レッドカレー。
これも美味しそう。

ドイツのカフェのサラダってえてしてすっごい量でチーズやお肉類のグリルなんかのトッピングがすでにに日本ならメインディッシュにもなりそうなくらいだったりして侮れない。
ワンプレートディッシュ的な・・・。
私の山羊フレッシュチーズのサラダもチーズの量が半端なくてパンもついてるし、ひまわりシードもトッピングされていて食べごたえ十二分。

因に飲み物はフレッシュジンジャーティー。
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そのもの。
因にブラウンシュガーの氷砂糖が付いていた。
これでも十分生姜の風味はしたけど、すりおろすまでしなくてもカットじゃなくて親指大ぐらいをたたき潰して使えばもっと風味はいいかも・・・と思ったり。
そのへんは繊細さに欠けるドイツの食文化と生姜を使い慣れていないってとこから来てるのかな・・・?
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by sandonomeshi | 2013-05-30 21:36 | 外メシ ausser Haus