三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2007年 02月 08日

タパス Tapas

ぺーさんがレンタルしていた機材を返しに行く場所が、Mercado(メルカド:スペイン語で市場という意味)というスペイン食材卸スーパーの近くだというので、私も一緒に。
Mercadoで落としてもらって、機材を返したらまた迎えに来てもらう。

この卸スーパー、ベルリンにもうひとつMitte Meer(ミッテ・メーア:ドイツ語で地中海という意味)という店舗もあって、そっちのほうが倉庫のようだけれど品数は多いように思う。
うちからはちょっと遠いけれどぺーさんの会社から近いので、たまに会社の帰りに落ち合って買い物してくることもある。

今日の目的はワイン。
買い置きの補充。
それから店内をぐるっと見渡して、セラーノ生ハム、チョリソ(スパニッシュ・サラミ)、ピミエント・デ・パドロン(しし唐の一種)なんかも買い物カートへ。
そしたらぺーさんがこっそりDulce de Leche(ドゥルセ・デ・レチェ:スペイン語)をカートに入れている。
これ、ぺーさんの大好物。
日本語にすると”牛乳の甘いの”とでも言おうか・・・、アルゼンチンの特産。
牛乳に砂糖を加えて煮詰めて作る、にごったキャラメル色でクリーム状もの。
パンにぬったり、お菓子作りの材料になる。
缶詰でアルゼンチンから輸入したものがここでも手に入ったが、ぺーさんが見つけたのはスペインの大手メーカー製で、使いやすいチューブ状。
新製品みたい。

そんなこんなで色々仕入れてきたので、今晩はスパニッシュでいこう。
「タパス」というスペイン語は「Sushi」と同じようにもう世界語になってしまっているから、あえて言わずともこんな感じで・・・
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生ハムメロン。
今日買ってきたハモン・セラーノとカンタロペ・メロンで。
セラーノ生ハムはスパニッシュ生ハムの中では豚の品種を限定しない一番一般的(お手ごろ)なもの。
それでも独特の香りと味がして、メロンとよく合う。
カンタロペ・メロンは日本の夕張メロンみたいに外は網目で果肉はオレンジ色。
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ピミエント・デ・パドロンの岩塩炒め。
日本のしし唐によく似た味だけれど短くてコロンっとしている。
やっぱり時々結構辛いのに当たったりすることがある。
奥に写っているのが山羊チーズと苺のバルサミココンポートの春巻き皮包み上げ。
あんまりスペインっぽくないけれど、冷凍保存していたのをオーブントースターで温めて品数に。
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チョリソのチーズ焼き。
チョリソをスライスして粗くおろしたマンチェゴ・チーズをふりかけオーブントースターで焼いた。
チョリソとチーズからかなり油が出るのだけれど、これをバゲットパンできれいに拭いて残さずいただく。
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ドライ・ナツメヤシのベーコン巻き。
スペインのフィンガーフードの定番。
ナツメヤシの甘みとベーコンの塩味が抜群のハーモニー。
そしてバルセロナの住人だった私達にとって「パ・アンブ・トマカ」(カタルーニャ語:パンとトマト)は欠かせない。
パンにトマトの果肉をぬりつけて、オリーブオイルをたらす。

これで結構お腹いっぱいになってきた・・・けれど、メインディッシュがオーブンで焼きあがった。
ド~~ン!
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完全にスパニッシュ・ポーション!
子羊のすね肉のオーブン焼き コリアンダー風味。
フェンネル、玉葱、じゃが芋も一緒に白ワインとオレンジジュースで蒸し焼きにした。
スペイン料理というよりもイタリアンぽいかな?
お肉は柔らかく、この赤身のお肉に白ワインというコンビで子羊にしてはあっさり仕上がった。
でもこんなに食べられるわけはなく、二人とも半分ほど残してしまった。
温めなおして明日のお昼にしよう。

とか言いながら、デザートはちゃんと食べられる私達。
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ビターチョコスフレ 無花果のコンポートとコリアンダーソース添え。
スフレはふわふわで口の中で雪のように溶けるし、ビターチョコで砂糖も控えめにしたのが正解だった。
無花果のコンポートは粗引きのコリアンダー・シードと小さなシナモン・スティックを一緒に煮て作り置きしてある。
無花果はぺーさんの好物だし、色んなデザートに重宝する。
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by sandonomeshi | 2007-02-08 23:10 | 夕飯 Abendessen
2007年 02月 06日

雄牛の血 Sangre de Toro

昨日の焼き肉で残った子牛のタン、すでに圧力鍋で下煮してある。
今日はこれでトマトソースのタンシチューに挑戦。
ぺーさんのお母さん伝授のタンシチュー・ケッパーソースはうちの定番なのだけれど、ちょっと目先を変えようと思って。
まずソースのベースは、タンを下煮した香味野菜。
いつもの人参・玉葱・葉と根セロリに今日はトマトも加えて煮てある。
この軟らかくなった野菜と適量の煮汁に、トマトピューレを加えハンドミキサーで攪拌。
更に赤ワインを加えて少し煮詰める。
後は塩コショウで味を調える。
途中ぺーさんに味見してもらったのだけれど、「タンの味が生きるようにあんまり濃い味にしないほうが良い。」とのアドバイス。
そうして出来上がったのがコレ。
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もちろんこんな量ではぺーさんの胃袋が満足するはずもなく、これは私のお皿。
しかもぺーさんはやっぱりライスをソースに絡めていただく。

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私の新作の味が引き立つよう(?)、ちょっといいワインを開けてみた。
スペイン、トーレス社の Gran Sangre de Toro!!!
とは言うものの実はいただき物で、長らくコルクを抜くチャンスを逃していた。
あんまりきちんと保存していたわけでもないのでちょっと心配だったのだけれど、大丈夫、スペインの香りがする。

ところでぺーさんのシチューへの感想は「たまには目先が変わっていいけど、やっぱりケッパーソースの方がいいかな・・・」だそう。
彼にとってはおふくろの味なんだろう。

前菜はこれもまたぺーさんの大好物茹でアーティチョーク
ヴィネグレット(ワインビネガーとオイルをベースに、ハーブなどで風味をつけたドレッシング)でいただくのもポピュラーだけれど、うちはぺーさんがマヨネーズ好きなので、もっぱらマヨネーズとそのアレンジ版。
今日は冷蔵庫に残っていたコリアンダーグリーン(香菜)を細かく刻んでマヨネーズに混ぜ込んだもの。
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外側から一枚一枚花びら(?)を剥がしてはマヨネーズをつけて、前歯でしごくようにして食べる。
う~ん・・・今日の肉厚で美味しい。
そうやって花びらを全部食べてしまったら、花びらの残骸と中心のお楽しみ部分が残る。
この部分はナイフ&フォークを使って小さく切りながら十分に堪能しながらいただく。
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デザートは簡単に、バニラキャラメルアイスクリームと蒸しリンゴ
アイスクリームは市販品だし、リンゴはスライスしてラップをかけ、電子レンジで1分ほど「チン」するだけ。
でもこれで甘みがでて、アイスクリームに合う。
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by sandonomeshi | 2007-02-06 23:24 | 夕飯 Abendessen
2007年 01月 26日

雪の降る日 Ein verschneiter Wintertag

雪が降っている。ベルリンらしい冬になってきた。
こういう天気だとやっぱりドイツっぽい重~い料理が食べたくなる。
実は昨日お昼過ぎから頑張ってダブルボイルド・コンソメを作った。
コンソメ・スープの方は既に昨夜にうちに私達の胃袋の中に納まったのだけれど、フォンを取った牛のスープ肉を捨てないのが私。
ベルリンで「スープ肉」として売っているのは多分アバラの部分で、骨付きぶつ切り状態。
でも結構お肉も付いていて、私にとっては捨てるなんてとんでもない!
強火で満遍なく表面を焼き付けたスープ肉と香味野菜、数種類のハーブやスパイスを水から圧力鍋で煮る。
煮汁は漉してコンソメ用に。
お肉を取り出して骨(ちゃんと煮えていればきれい肉からはがれる)や脂身の塊などを好みで取り除いて一口サイズに切る。
スープ肉なんて安い部分なんだけど、なんのなんの。
下手な煮込み用よりずっと軟らかくて美味しい。
ドイツ語で上手く煮えた軟らかいお肉を≪バターのように柔らかい≫と言うけれど、まさにその通り。
で、このアバラのまわりのお肉とスペイン産のジャンボ白いんげん豆のトマト煮
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ちょっと豪快で濃厚なシチューのようで、あったまるしお腹にもしっかりたまる。問題は・・・その~・・・豆の成分が体内で化学反応起こして気体を発生させるらしく・・・その気体を体内に溜めておくわけにはいかず・・・ってことなのです、ハイ。
日本ではお芋を食べると・・・とはよく言うけれど豆は聞いたことなかった。
でもこちらでは世間の常識みたい。
で、その解決策として気体を発生させる化学反応を起こさせなくする成分を持つキャラウェイシード(ヒメウイキョウ)やフェンネルシード(ウイキョウ)を一緒に煮込む、というのがまたこの国のおばあちゃんの知恵。
ということで、乳鉢でキャラウェイとフェンネルを細かく擂って入れる。
私はガーリックトーストと、ペーさんはライスと一緒に。
メインがこんなに重いのでサラダでも添えよう。
青々と美味しそうなほうれん草を見つけたので、これでサラダ。
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この生ほうれん草のサラダは、私がバルセロナで勤めていたホテルのシェフのオリジナル。
最近はそうでもないだろうけど、当時(14、5年前)はほうれん草を生で食べるっていうのは結構センセーショナルだった。
だけどこの料理、ほうれん草自体が如何に美味しいかにかかっている。私はトルコ・スーパーでトルコ産のプリーツが細かく入っていて緑の濃い品種を買って、しかも中心の方の柔らかい葉だけをこのサラダに使う。
葉が肉厚で甘みがあって本当に美味しい。
シェフのレシピではカリカリベーコンをトッピングにしていたのだけれど、トルコ・スーパーできれいなチキンレバーを見つけたので、これをニンニクの風味のムニエルにして添えた。
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ドレッシングはシンプルにレモン果汁とEVオリーブオイル。
メインを食べ終わって、ワインがまだ結構残ってる。
そうだ、スペイン産のチーズがあった。
ペーさんは「う~ん、チーズはいいよ、甘いものが欲しいな。」と言いながら、私がチーズを出してきたらしっかり食べる。
甘いデザートはちょっと手抜きで(また!?)インスタント製品。
これクアハダというスペイン、バスク地方のデザート。
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e0112086_21132396.jpgクアハダという名前は「凝固する」という意味の動詞 cuajar (発音:クアハール)からきている。羊の乳に凝乳酵素を加えてつくるらしい。スペインではパッケージの写真の様に素焼きのカップで出てくる。
プレーンヨーグルトのちょっと固めっていう感じだけれど、これに蜂蜜をかけて食べる。
私の好きなスペインのデザートの一つ。
でも正直なところスペインのバスク料理レストランの自家製クワハダがやっぱり美味しい。


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週末なのでワインなぞ開けてキャンドル・ディナー。外は雪。
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by sandonomeshi | 2007-01-26 23:44 | 夕飯 Abendessen
2007年 01月 15日

フラメンコの夜 Una noche de Flamenco

類は友を呼んで、私のドイツ人友達No.1、2ともにスペイン大好き人間。
一人はハンブルグ住人だからそう頻繁には会えないけれど、もう一人の方はベルリンっ子。
しかも東ベルリン出身!(何が”しかも”なのかよく分からないが・・・)
フラメンコ・ダンスを習っているその彼女のお誘いで、Kulturbrauerei(文化ビール醸造所)でのフラメンコ・ショーを見に行ってきた。
このKulturbrauerei(文化ビール醸造所)とは、その名の通り元ビール醸造所だったところがマルチカルチャーセンターに生まれ変わって、いまやベルリンのホット・スポット。

話は飛ぶけど、Kulturbrauerei(文化ビール醸造所)といば、ペドロ・アルモドバルの「Volver ヴォルベール」ドイツ国内初演がここで、舞台挨拶に来ていたペネロペ・クルスを拝んできた!
e0112086_7591022.jpgホントは昨夜のフラメンコの写真をアップしたかったのだけれど、おもちゃデジカメじゃとてもじゃないけどまともな写真は撮れないし。
写真ネタなしじゃちょっと寂しいから、こんな写真を引っ張り出してきた。
でもペネロペきれいだからいいでしょ!




話を元に戻して、フラメンコ。
私は7年もスペインに住んでいたにもかかわらず、自慢じゃないけど実はフラメンコにはあんまり詳しくない。
というのも、住んでいたところがバルセロナ。
フラメンコはスペイン南部のアンダルシア地方で盛んだけれど、バルセロナのあるカタルーニャ地方の人達は一般にあんまりフラメンコに興味ないみたい。
アンダルシア地方なら、どんな最先端、若者一押しのディスコ(最近ディコなんていわないのだろうか?)でも必ずフラメンコ・タイムがあって、今までテクノ・ポップ(もしかしてもう死語??)とか踊ってたのが、いきなりセビジャーナ(フラメンコの一種)を踊りだす。
私としては、マハラジャ(もう存在しない???知ってる人は知ってる・・・よね)でいきなり盆踊りを踊りだすというイメージがあって、アッケにとられてしまったが。

で、昨夜のフラメンコはギターと二人の踊り子がドイツ人。
歌い手がスペイン人女性だった。
この二人のドイツ人女性、私の友だち曰くかなり高等なテクニックを持っていて上手く踊っていたらしいけれど、なんか私にはいまいちグッと訴えるものがない。
フラメンコの「フ」の字も知らないヤツがのたまうな!と自分でも思いきや、やっぱりなんか・・・う~ん・・・、という感じ。
そんなことを思いながら見ていたらアンコールで、唯一のスペイン人だった歌ってたおねえちゃんもちょこっと踊った。
私みたいな素人目にも踊りの内容自体は、あのアンダルシアのディスコで見たセビジャーナを踊っていたおねえちゃんと大して変わらないのだけれど、指先から体全体の線の動き・・・なんていうの・・・これぞ”Pasion パッション”!!! ”Sangre de Gitana ジプシーの血”!!!
このおねえちゃんのほんの1分ほどの踊りを見て、やっと昨夜は充実感一杯で帰ってきたのでした。

そういえば、おとといブラッド・オレンジのジャムを作って、朝パンで試そうと言っておきながら昨日アップできてない。
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久しぶりに日が射していたので、サンルームで。
ジャムは、ほんのり酸っぱい美味しいジャムに出来上がっていた。
赤く見えるブラッド・オレンジ・ジャムの隣は去年の夏作ったバナナ&アナナ(ドイツ語でパイナップルのこと)・ジャム
私の従妹の子供たちに受けたらしい。
七面鳥の胸肉ハムと青かびチーズ、野菜を少し載せたお皿にオレンジ色の球体。
これホオズキ
子供の頃、この実で遊んだのを覚えているけれど、すごく酸っぱ苦くて食べられるもんじゃなかったと思う。
こちらでは、観賞用のほかに食用としても出回ってる。
ところでこの写真(写りが悪いのはカメラのせい。しつこく念を押す)、影の具合から結構もう日が高いのがバレてしまいそう。
ぺーさんもいない土曜日。
まっいいか。
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by sandonomeshi | 2007-01-15 09:25 | 朝パン Fruehstueck