三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2007年 03月 05日 ( 1 )


2007年 03月 05日

ベルリンの魚事情 die Umstaende des frischfisches in Berlin

ベルリンで新鮮ないい魚を手に入れるのは色んな意味で簡単じゃない。
まず手軽に買えない。
例えばうちの直ぐ近くはショッピング街で、スーパーも何軒かあってたいていの物は手に入るけれど、魚売り場があるのは3ヶ所だけ。
しかも燻製(これはドイツではポピュラー)を始め加工品が半分以上のスペースを取っていて、あと三枚におろして皮もはいだ状態の魚が何種類か。
頭が付いていて、目の澄み具合とかエラの色とか表面の張りとかを吟味できるものはほんの一部。
とてもじゃなけど買う気になれない。
うちの近くで何とかしようとすると、数日前にも書いたけど火・木・土に立つ市場しかない。
ここにはまだ新鮮そうな魚がある。
そうでなければ自転車を出すか、バスや地下鉄に乗るかして、ちょっと遠くまで出かけなければならない。
次にお肉や他の生鮮食料品の価格と比較すると、魚はかなり割高。
特に満足のいく新鮮さを求めてそれなりのお店に行くとお肉よりずっとかかる。

と、言い訳の前置きが長くなったのだけれど、そういうことで主婦としてうちのエンゲル係数をあんまり高くしないために、何か特別な時以外、物によっては冷凍を使うことが多い。
例えば今日のブイヤベース風スープ。
海老、蟹、タコ、イカ、アサリに似た二枚貝、これ全て冷凍もの。
もちろん新鮮な物を使えばずっと美味しくできるのだろうけれど、こんな風にスープで煮てしまって、そのもの自体を食べるというよりスープに出た味を楽しむ場合、冷凍ものでもまんざらでもない。
こちらの情報番組で「魚介類の冷凍ものは下手に日が経ってしまっている生を買うよりも安全で美味しい。」と言っていた。
また「野菜の冷凍もの(こちらではミックスベジタブルみたいなのはもちろんのことホウレン草、インゲン豆、芽キャベツ、カリフラワーetc.が冷凍で売っている。今や日本でも・・・?)やトマトの水煮缶などは、いくら新鮮とはいえ季節外れのハウス栽培ものよりも栄養価が高い。」とも。
確かに一理あると思う。
このブイヤベースのために完熟トマトが欲しくて探したれど、やっぱり見た目は真っ赤で熟してそうなのでも触ると硬い。
結局あきらめて水煮缶を使うことにした。
突き詰めるとその土地でとれたその時の旬のものを食べるのが一番ってことになるんだろうけどね。
でもそんな事言ってたら、ここではそれこそキャベツとジャガイモばっかり食べてなきゃならなくなるしね。

なんだか今日はウダウダと書いてしまった。
さて、今日の夕飯。
うちの”戸棚産”のスプラウト以外は多分全てハウス栽培であろう野菜たっぷりのサラダ
e0112086_16293541.jpgイチゴで色のアクセント。
ドレッシングは蜂蜜とレモンの絞り汁で。


そして”冷凍魚介類”のブイヤベース風スープ
でもちゃんとスペイン産のサフランを使った。
具がたっぷりなのでメインに。
e0112086_16301153.jpg
ガーリック・トーストを添えて。
ちなみにこのブイヤベースを作ったのはスペインで買ってきた素焼きのカセローラ(平鍋)。
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これを使うとなんとも言えない独特の香りがして料理がずっと美味しくなる。(写真はお皿によそってしまった後の状態)

なんとなく地中海風なのでデザートもその線で・・・クレマ・カタラナ(カタルーニャ風クリーム)
クレーム・ブリュレのカタルーニャ版ってとこ。
でも牛乳を煮る時レモンの皮とシナモンスティックを入れて香りをつけるので、独特の風味がある。
ところでこの器、さっきのカセローラの”孫”(小さいってこと)みたいだけど、これクレマ・カタラナ用の器。
モンセラート山(バルセロナ郊外の奇岩山)に行った時お土産物屋で買ってきたカタルーニャのオリジナル。
ちゃんと表面のパリパリキャラメルを作るための”こて”も付いていた。
e0112086_16313671.jpg

クレマ・カタラナはこの鉄の”こて”を火であぶってから、砂糖をふった表面にあててジュッてするのが正統。
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by sandonomeshi | 2007-03-05 23:20 | 夕飯 Abendessen