2007年 12月 12日
お昼、ロシア人の友達ナターシャのところにお呼ばれだったので、そろそろ食べごろになってきているミニ・シュトーレンを手土産に出かけた。 この間「まだ決めたわけではないけれど・・・」と言っていたご主人のイギリスでの仕事のオファーの件、決心したらしい。 ここ数日中に契約書にサインし、来年三月頃に引っ越すことになるって。 今日は彼女の下のお嬢さん(大学生)も来ていたので、二人して「ナターシャが行っちゃったら、ベルリンに残される私達は寂しくて泣くしかないね・・・。」とちょっと茶化して話していた。 そんなこんなでおしゃべりしながらゆっくりお昼を済ませて、彼女ナターシャが大好きだという旧ソ連の映画監督アンドレイ・タルコフスキーの自伝的作品”鏡”を観た。 叙情的、神秘的ですらある映像には惹きつけられたけれど、如何せん私のドイツ語力(映画はドイツ語吹き替えのDVD)では、朗読される詩や、淡々と話すセリフなど、ちょっと理解に苦しんだ。 また、父と彼自身、母と妻そして彼と息子が鏡像として表現されていたり、記憶と現実が常に交錯する流れが、さらに難解にしている。 既に7回この映画を見たという大学生の彼女は「非常に示唆的な表現の映画なので、観る側の意識の違いで幾様にも理解できる。私自身も観る度に違った理解をしたり、新しいことが見えてきたりする。」と言っていた。 日本語字幕付きでもう一度ゆっくり観てみたい映画だ。 ナターシャのところから夕方帰ってきてからでは大したこともできず簡単な夕飯。 ビターな葉野菜のサラダ。 ビターなサラダによく合ってぺーさんに大受け。 Himekaguraさんに感謝。 そしてカスラー(塩漬け豚肉の燻製)と蓮根のオーブン焼き。 そして食事の延長かデザートか微妙なところだけれどオーブン焼きチーズ。 薄く削った木でできたパッケージのままオーブンに放り込めるようになっていて、20分ぐらい焼くと表面はカリカリ、中はトロ~としたオーブン焼きチーズが出来上がる。 お皿にはドライ無花果と松の実のコンポートと胡桃のキャラメリゼも盛り付け、無花果マスタードを今度はそのまま添えてみた。 冬のお楽しみの一つ。
by sandonomeshi
| 2007-12-12 23:41
| 夕飯 Abendessen
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