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三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2007年 04月 27日

久々大満足 endlich ganz zufrieden

きのうぺーさんからもらったお花。
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サンルームで朝の日差しを浴びている。

昨夜はとりあえず近場のアジア飯で済ませたけれど、今日はぺーさん有給を取ってくれてちょっと気合を入れた外飯。
実のところあんまりお天気がいいので「テラスでランチを。」とレストランを選んでくれたんだけれど、結果逆に暑すぎて(4月に!!!)室内のテーブルに座ることになった。
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このレストラン、私がベルリンに移ってきて間もない頃たまたま前を車で通った時、「何?この建物?一軒だけポツンと・・・」とぺーさんに聞いたくらいちょっと独特な雰囲気。
歴史のある建物で、あえて余り手を加えていないみたい。
中はこんな感じ。
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25席ぐらいのこじんまりしたダイニング。
テーブルごとにナプキンのたたみ方が違う。

ちなみに、トイレに行った時通路の反対側にキッチンが見えたんだけれど、かなり手狭。
メインダイニングだけならこのスペースのキッチンでも大丈夫だろうけれど、2階に30人ほど入るダイニングが別にある。
2階席に会食なんかが入っている日に、下のダイニングやテラス(やっぱり20席ぐらいはある)に一般客が立て込んだらどうするんだろう・・・などとふと考えてしまう私。

そんなことはともかくお料理。
シェフからのアミューズ。
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オヒョウ(カレイ科の魚)の燻製 アーティチョーク添え。
ソースは多分ベリー類とバルサミコで作ってあると思う。
結果から言うと、今日のコースで唯一納得できなかった料理。
オヒョウの燻製が、燻製の香りもしないし、塩味も何もない。
テーブル・ソルトを使わなければならなかったくらい。
それとアーティチョークもあらかじめ茹でておくんだろうけれど、黒ずんでしまっていたし、アル・デンテじゃなかった。
ソースも、それ自体は甘酸っぱいベリー風味の美味しいソースなんだけれど、このあっさりしたオヒョウには合わないと思った。

気を取り直して前菜。
私のがローズマリー風味の雛鶏 グリルド・ホワイトアスパラガスのベット。
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初めて食べる雛鶏。
ウズラよりやや大きめで半身。
もも、手羽元、胸のそれぞれの箇所のお肉が3切れになって盛り付けられている。
もも肉は開いてローズマリーをロールしてある。
これはなかなか美味しかった。
私はウズラも大好きだけれど、雛鶏の方が味はあっさり目だし、この季節にはマッチしているってことかな。
ホワイトアスパラのグリルも、香ばしくてアル・デンテで美味しい。

ぺーさんはフレッシュ葉野菜とグリーンアスパラガスのサラダ キャラメル・ハーゼルナッツのトッピング。
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シンプルと言えばシンプルだけれど、いろんな種類の葉野菜のそれぞれの個性ある味が上手くお互いに引き立てあって、キャラメル・ハーゼルナッツがアクセントになっている。

メイン。
私のラム・ランプ・ステーキ 季節の野菜添え。
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ホワイトアスパラが重なってしまったけれど、オランダエンドウやコールラビ、シュテックルーベン(多分)なんかが彩りを添えている。
ラムはナイフがすうっと通る柔らかさ。
焼き具合もちゃんとミディアムレアー。
ただマッシュポテトを”お焼き”みたいにしたのはイマイチ。多分”つなぎ”に使ったのだろう小麦粉のにおいがした。

ぺーさんの牛フィレステーキ ホワイトアスパラガスと新じゃが添え。
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この季節ドイツではほとんどのレストランでアスパラガス・メニューが現れる。
前菜としてアスパラガスのみ、生ハム添え、魚の燻製添えETC、メインではこんな風にステーキや魚のグリルと組み合わせて。
ソースは溶かしバターとオランダ・ソースの2種類。
ドイツにはたくさんのアスパラガス産地があって、ベルリン郊外のBeelitzというところもその一つ。
そろそろ市場にBeelitzer Spargel(ベーリッツ産アスパラガス)が出始めている。
このレストランのメニューには特にどこの産なのか但し書きはしていなかったけれど、とっても美味しいホワイトアスパラだった。
でもそれ以上にほとんど感動に近いぐらい美味しかったのが新ジャガ。
この間ちょっとジャガイモのことを書いたけれど、このじゃがいもは”固煮え用”でほくほくしたお芋じゃないんだけれど、なんともいえない甘みがあって本当に美味しかった。

さて、デザートの前にまたもやシェフからのグラニテ。
パイナップルとパッションフルーツのシャーベット。
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これがぺーさんに大うけ。
「100%僕の好みの味!」と大満足。

そして私が選んだデザート。
チーズの盛り合わせ アプリコットと無花果のコンポートとブレッド添え。
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実は今日スペイン、ペネデス産のJean Leon(ジャン・レオン)カベルネ・ソーヴィニョン レセルバ2000を開けたりしていた。
申し訳ないけれどぺーさんは運転手なので味見程度。
しっかりデザートまで私一人で楽しんでしまった。
でもなぜかこのレストラン、私達のボトルを向こうの方のバーカウンターにおいてしまっていて、遠目に撮った写真がこんな感じ。
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向こうの鏡にカメラをかまえたぺーさんが映ってたりする。
そうそう、デザート。
チーズはちょっと量が多すぎた(日本人には・・・)けれど、それぞれの名前が分かるほどチーズ通ではない私でも、3種類の味のセレクションは気に入った。
添えてあるパンは、ちょっと粘りのある生地で焼いたブラウニーに近い食感で、味はドイツのクリスマスのお菓子レープ・クーヘン(シナモン・ナツメグ・オールスパイス・カルダモンなどを使ったスパイシーなクッキー)を思い出す。
ぺーさんはもちろん甘いデザートで、レモングラスのパンナコッタ 青りんご(多分)のシャーベットとイチゴのコンポート。
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盛り付けや色合いといいお味といい申し分ないのだけれど、せっかくレモングラスのパンナコッタなので、取り合わせもエキゾチックなフルーツだとなお良かったかな~。

締めくくりはマキャートで。
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お昼だからか(?)コーヒーにペティ・フールが付かなかったのがちょっと残念。

とはいえ非常に満足なランチだった。

注:メニューにあったドイツ語のお料理の名前をちきんと憶えていなくて、私が日本語で適当に表現。

by sandonomeshi | 2007-04-27 20:30 | 外メシ ausser Haus


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