三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2013年 08月 01日

ノイハウゼンへの週末旅行2〜エルツ山地地方 Wochenende-Reise nach Neuhausen2 ~ Erzgebirgskreis

7月27日(日)

今回私達が利用した古城ホテルのスイートにお泊まりパッケージにはホテル近燐の博物館などの入場券も込みになっていた。
まず行ってみたのがノイハウゼンから5Kmほど離れたSeiffen:ザイーフェンという木工工芸の中でも特にクリスマスピラミッドで有名な村。

そこに製作行程を見学できる工場兼ショップがあってその見学入場券が込みになっていたから。
ザイーフェンだけではなくこのエルツ産地一帯で木工工芸が盛んで、クリスマスツリーのお飾りのエンジェル等や木製のおもちゃ、ゲーム、あと特にくるみ割り人形・・・
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ロイヒャーマン(煙を吐く人形)・・・
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そしてクリスマスピラミッド・・・
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が主要製品。(3枚の写真はウィキペディアから転載)
この工場見学付きショップではくるみ割り人形の製作行程を見せてもらえるはずだった。
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・・・のに週末は工場はお休みで見学できないってことを知らされてなかった。
行ったらショップはやってたけど奥の作業場みたいなところは製作途中の人形が並べられているだけで人気がない。
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仕方ないので取りあえずお土産にミニチュアのくるみ割り人形なんかを見繕う。
ピラミッドは飾る場所がないからうち用には買えないけど、こういう釣り下げ式ならリビングの天井に良いかも・・・。
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でもモチーフに気に入ったのがなく、結局うち用は何もなしで日本のお友達やお義母さんへのお土産だけ選んでレジへ。
で、おばさんに「今日は土曜日で作業が見られなくて残念。昨日夕方着いてたから、昨日のうちにくれば良かった・・・」と言うと、「今工場は夏休み中だから、昨日来てもらっていても見られなかったけどね。」とのこと。
まぁ、そのおかげでこのザイーフェンという町のことも知ったし、お土産も買えたし良かったんだけど、ホテルも無料入場券をプレゼントするならそう言う情報をきちんと把握しておいてお客さんに伝えなきゃ・・・ね。

因にここザイーフェンにはクリスマスピラミッドの原形のアイデアとなったと言われる八角形のフォームの小さな教会があって、そこからクリスマスピラミッドといえばザイーフェンってことになってるらしい。
「ここまで来たんだからその教会も見に行こう!」と言ってたのに、お店を出たらすっかり忘れて近くのもう一つの町Olbernhau:オルバーナウ(ここは人口1万人弱でノイハウゼンやザイーフェンよりは大きい「町」)に向かってた。
ここはこの辺りでは多少大きな町なだけあって、大型木工工芸即売展があるというので来てみたんだけど、目当てのお店は土曜日の午後、既に閉まってる。
この地域はクリスマスがらみの木工工芸品やスキーやウインタースポーツが観光を支えているだけあって、夏場はいわゆるロー・シーズンみたい。
仕方ないから「ザイーフェンに戻って教会を見に行こう!」とオルバーナウを出ようとした時、Saigerhütte:ザイガーヒェッテの門が目に入った。
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これってさっきパンフレットか何かで目にして、ペーさんに「これって何?」って聞いてたところだ。
ちょっと寄ってみることに。
外の駐車場に車を停めて門を入ると建物が幾つもあって、ちょっと中世の映画のセットかテーマパークか・・・って雰囲気。
建物は博物館だったりホテルだったりカフェだったり。
そこを通り過ぎると奥には「遺跡」のような空間が・・・。
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案内表示版をペーさんに読んでもらったところによると、16世紀ザクセン選定候に保護されて栄えたエルツ山地地方で産出する銅鉱から銅と銀を精錬する作業場だったらしい。
その技術と経済的意義は歴史的にも重要で、ユネスコの世界遺産登録に向けて動いているとのこと。
博物館(展示館)を見てみようと入っていくと、受付のおばさんが「もうすぐ鍛冶屋小屋の説明付き案内が始まるよ。急げば間に合う!」と外に出て指を指しながら場所を教えてくれた。
小川から水を引いた疏水の先には水車と小屋が見える。
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中に入ると既に人が5、6人集まっていて説明が始まってる。
天井は高くてわりとゆったりした空間。
外にある水車に繋がったタービンが、焼けた銅を打つ大型金槌の柄を一定間隔ではじく仕組みになってる。
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建物や水車&タービン(木製)の仕組みは全て焼失してしまったのでレプリカとして立て直されたものだけど、金槌は16世紀のオリジナルだそう。
タービンに繋がる3本の柄には3種類の金槌が付いていて、それぞれ銅板を作る平たく叩き延ばすため、桶などの形を叩き出すためのが大小1つずつ。
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実際に動く仕組みは当時のまま再現されているらしく「すごい音がするけど、驚かないで。」と言ってやって見せてくれた。
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ここで造られた銅板はドレスデンの聖母教会やベルリンのシャルロッテンブルグ宮殿など名だたる建造物の屋根葺きに使われたらしい。
当時鍛冶屋では10歳ぐらいの子供から働き、劣悪な作業環境(鉛などの有害な金属粉、耳を裂く金属音等々)のため、ほとんど長生きできなかった(30歳代ぐらいまで)そう。
なのに精密な厚み、カーブを叩き出すのは熟練した職人でなければできない技だったらしく、職人不足が慢性的な問題だったとのこと。
思いがけずすっごく興味深い話を聞けてなんとなくウキウキして鍛冶小屋を出る。

展示館に戻る途中「ご自由にお入りください」と看板の出た小さなおうち。
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手作りグッズを売ってるショップみたいだけど・・・。
中ではおばさんが毛糸を紡いでいた。
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このおうちは職人達の住まいを再現したものらしく、隣りの部屋は生活の様子を展示してある。
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毛糸紡ぎ、毛糸編みの衣類、レース編みなどは主婦が内職していたものが地元の手工芸産業となっていったらしい。
展示館では展示物の他にこの町の銅精錬業の歴史をまとめたビデオも見せてもらえた。
とても興味深かったけど、歴史と文化をいっぱい触れてちょっと休憩したい感じ。
さっきのカフェにテラスがあったよね。

木造トラス構造の建物がカフェになってる。
私はアイスクリームコーヒーを・・・
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ペーさんはアイスクリームの盛り合わせを。
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ここはモーヴェンピックのアイスクリームが売りみたい。
今日も結構暑いけど(天気予報では30度越え)日陰でアイス食べてたら快適!

一息ついたらザイーフェンに戻る。
小さな村だからそんな有名な教会ならすぐ見つかるだろう・・・と思いきや、メイン通りを走ってたら村を通り抜けてしまった。
でも途中でくるみ割り人形製造直売店の前にでっかいくるみ割り人形があったのを撮影。
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さっき見かけた観光案内所のところまで戻ると、教会への矢印表示を見っけ。
メイン通りからそれて坂を上っていくとクリスマスピラミッド製造直売店や・・・
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ロイヒャーマン専門店なんかがあって、観光客が集まってくる地域な雰囲気満点。
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なだらかなカーブを曲がると目の前に・・・
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これ!?
確かにオクタゴン(八角形)だけど想像してたのと全然違う。
かわいい〜。
でも今日は「貸し切り」(?)で結婚式をやっていて中には入れないみたい。
裏にまわってみると墓地があってどのお墓にも色とりどりのお花がいっぱい!
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墓地の写真を撮るってどうかな〜とも思ったけど、かわいい教会とあんまり素敵な風景なので・・・。

で、気になるクリスマスピラミッド製造直売店を覗きに。
友達のロサの子、ソフィアにかわいいクリスマスピラミッドをプレゼントしたい。
モチーフはベレン(スペイン語。イエスが生まれた地とされるベツレヘムのこと。赤ちゃんのイエス、マリア、ヨゼフ、牛やロバ等の人形とともにイエスの誕生を表したクリスマスのお飾り、ドイツ語ではヴァイナフツクリッペという)がいい。
でもなかなかない。
この辺はプロテスタントで、あんまりクリッペはポピュラーじゃないのかな?
 でも一つ一つ見ながら探して見つけた!
イエス、マリア、ヨゼフがいるやつ!
お値段的にも子供のクリスマスプレゼントにはほどほど。
ここでもつり下げ式ので良いのはないかと探してみたけど・・・、うち用はおあずけだね・・・。

買い物を終えて教会に戻ってみると、結婚式が終わって新郎新婦始め参列した人達が出てきている。
一通り皆さん外に出られたかな・・・とちょっと中を覗かせてもらう。
つなぎを着たお兄ちゃん達が3人ほどお掃除をしている。
中の様子も写真撮りたかったんだけど、作業してらっしゃるところでちょっと気が引けてじっくり眺めさせてもらっただけで出てきた。
うちでウィキを見てみたら写真があったので・・・
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こじんまりしてて質素な感じが良い。
ついでにテキストも斜め読みしてみたら、なんでも結婚式を挙げるのに人気の教会だそう。
で、木造建築の教会として世界的にも頻繁に紹介されている建造物らしい。
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by sandonomeshi | 2013-08-01 17:44 | おやつ Zwischenmahlzeit


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