三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2013年 07月 31日

ノイハウゼンへの週末旅行1〜古城ホテル Wochenende-Reise nach Neuhausen1 ~Schloßhotel

7月26日(金)

今日はペーさん午後から有給をとって週末小旅行に出かける。
行き先はザクセン–アンハルト州(元東ドイツ圏)のErzgebirge:エルツ山地(ドイツとチェコの国境線となっている山地)の小さな村Neuhausen:ノイハウゼン。
そこにSchloß Purschenstein:プルシェンシュタイン城という古城ホテルがあって、そこの朝食、夕食、何やかやが込みになった優待券が手に入ったから。
ノイハウゼンは人口3千人ほどの小さな村で、近隣のSeiffen:ザイフェンを始めエルツ山地地域全体的に盛んな木工工芸(くるみ割り人形やおもちゃ、クリスマスピラミッドなどで有名)、スキー場そして私達が泊まったプルシェンシュタイン城で知られているみたい。

アウトバーンにのってベルリンを出てまずはドレスデンめざして南東方向に走る。
途中すご〜く広大な向日葵畑が・・・。
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2時間も走らないうちに道路標識にはPrag/Praha:プラハの文字が。
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この辺りから更に2時間ぐらいかな〜、プラハまで。
そっちもずっと前から行ってみたい街だけど・・・。

ドレスデンの市街地を迂回して以前所用で行ったことのあるFreiberg:フライベルグを通って更に南東へ。
この辺りからエルツ山地に入るみたいだけど、確かに風景が丘陵地帯のそれ。
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最高峰の標高が1200mちょっとらしいからそんなに高い山地でもないし。
感覚的には世界遺産にも登録された紀伊山地みたいな感じかな〜。
母の里なのでよく行く高野山で標高800mほど、このノイハウゼンが700m足らずみたいだし、多少は涼しいかな〜とか期待しながら行く。

村に入ってすぐに見えたお城の塔。
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お城自体は多少高台になったところに建ってて、写真の手前にある池の横手に広い駐車場とヘリポートがある。
「ここで車停めて荷物もってお城まで歩くのヤダな〜。」と思ってたら駐車場を突っ切ってそのまま車で上っていけそうな道が・・・。
塔の横の建物の一階部分がトンネルになっていて中庭に入れて、お城の入り口、フロントの前に横着け。
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既に料金を払い込んである優待パッケージに含まれるサービス色々の説明があって気値のお部屋へ。
今回のパッケージはスイートにお泊まり。
「古城ホテルのスイート!」と期待してたんだけど・・・。
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最上階3階(日本式には4階)の屋根裏部屋みたいで寝室には高〜いところに小さな天井窓が一つあるだけ。
この時間でも薄く暗〜い。
家具は年代物らしき感じだけど、部屋全体のインテリアの感じから浮いてる。
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バスルームはモダンに改装されているけど、スイートにしては狭くて使い勝手も悪そう。
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でもリビングの窓からはさっきの中庭と丘陵地帯に広がる村が一望。
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視界が広くて気持ちいい〜。
ちょっと身体を乗り出して左手の方向にカメラを向けると・・・
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黄色いドイツ語でRemise:レミーゼ(離れの倉庫、物置などの意味)と呼ばれる建物で見えないけれど、その向うが駐車場。
このレミーゼが名前もそのまま”レミーゼ”というホテルのメインダイニング・レストランになっている。

荷物を広げてワンピースをタンスの中に掛けたり、洗面具をバスルームに並べたりとホテル滞在の準備が済んだら、まずはスパ施設を利用してみようってことに。
お城の半地下に小さいながらもプールとサウナがある。
あとマッサージなんかもあるんだけど、それは日曜日に予約を入れてある。
3人いるマッサージ担当のスタッフの一人は休暇中、一人は病欠で一人で切り盛りしてるらしく、希望通りに予約が取れなかった。
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プールの水温は25度ぐらいかな。
あったかくもないけど冷たくもない。
でも床暖房がきいていて室内はちょっとむっとする感じ。
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小窓があって外の光は入ってるけど、お城の外壁は1m以上の厚さで本来ならかなりひんやりした空間なんだろうね。
私はサウナ、ペーさんは蒸気風呂で2セット。
「あ〜、すっきりした。1週間の疲れが取れた感じ!」とペーさん機嫌いい。

部屋に戻ってシャワーを浴びて着替えても、まだ夕飯の時間には早い。
なので敷地内散策。
裏手にまわると、以前はお堀であっただろうところに石橋が架かっていて・・・
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その向うには手入れの行き届いたお庭が広がってる。
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庭の一番奥にはデッキチェアーが並べられていて、こんなところでのんびり寝っ転がってると気持ちいいだろうな〜って感じ。
お城の回りの林の梢の向うにはこの規模の村にしては立派な教会の鐘楼が見えている。
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一部まだ残っている城壁に開口部があって・・・
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その横に近燐の案内表示が。
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近くにダム(Talsperre)があるみたい。
「ペーさんの朝のジョギングに丁度いい距離じゃない?」
ついでにレストランを覗いてみると、既に食事している人達がいる。
二人してTシャツにカプリパンツといういでたち。
一旦部屋に戻って一応私はワンピース、ペーさんは麻シャツとチノパンに着替えて夕食に。

レストラン前のテラスもこの気温なら悪くなかったんだけど、丁度西日がおもいっきり当たってたから室内の席へ。
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天井が高〜くてシックな雰囲気。
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まず飲み物はペーさんはイタリアのピノ・グリを私はドイツ、ファルツのロゼのキュベをグラスで。
といっても250mlのカラフェだけど・・・。
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あとミネラルウォーターをたのんだら初めて聞くOppacher:オッパヒャーという銘柄。
これがすごく美味しかった。
「近くのスーパーとかで買えるといいのにね。」
ワインはペーさんはあんまり満足してなかったみたいだけど、私のはフルーティでいてきりっと辛口。なかなか美味しい。

さて料理。
アミューズは牛のザウアーブラーテン。
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これはドイツ中部地域の代表的な郷土料理で、牛肉の塊をハーブ&スパイスを混ぜたお酢ベースのマリネ液につけ込んでから鍋に入れてオーブンで蒸し焼きにするもの。
ソースに浸かった付け合わせと一緒に出されるのが一般的で、私はレストランとかで食べたことのない(食べる気がしない)料理。
でもこのアミューズはローストビーフみたいに薄〜くスライスしたザウアーブラーテンの上に、細かく刻んだ香味野菜とビーフコンソメのゼラチンをトッピングしてある。
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お肉はお肉そのものの味とスパイス&ハーブの風味もちゃんとして美味しいし、そこに野菜とゼラチンの味と食感も楽しめて面白い。
幸先よく期待が高まる!

料理はペーさんはア・ラ・カルトで2品(前菜とメイン)、私は3コースのセットメニュー(前菜、メイン、デザート)を注文。
ペーさんの前菜、カルパッチョ。
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山盛りのサラダがのっかってるっていうのが好感持てる。
これが私の3コースのうちの一皿、ブラウントラウト(マスの一種) ルコラのサラダとゴーダクリームチーズ添え。
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まるでメインディッシュか!?っていうポーション。
でもこの魚の焼き加減が絶妙!
低温調理してる感じ。
しかも魚自体もかなり新鮮そう。
メニューにはEis(氷)forelle(ブラウントラウト)と断ってあったから、多分北欧で捕れたものじゃないかと思うんだけど・・・。
ちょっと濃いめの味のドレッシングが丁度いい感じに魚のソースになって、その酸味でさっぱりいただける。

ペーさんのメインはアンコウと大きな海老のグリル ほうれん草リゾットのベッド。
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アンコウも海老もぷりっぷりだし、リゾットのほうれん草がこの国にしては珍しくくったくたになってない。
私のは仔牛肉のクリーム煮チューリッヒ風。
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私は知らなかったんだけど、結構有名なスイス料理だそう。
ポロ葱を炒めたのとレシュティ(ハッシュポテトみたいなの)が添えてある。
クリーミーなソースは重くなくて美味しいしお肉も柔らかくレシュティも外がカリッと香ばしくて美味しくて、ペーさんも「今まで食べた仔牛肉のクリーム煮チューリッヒ風の中では一番。」と言うんだけど、私の好み的にはイマイチ。似たような牛肉のクリーム煮ならロシアのビーフストロガノフがいいな。もしかして仔牛肉だから味にパンチがないのかな〜。
私は前菜もメインもペーさんにかなり助けてもらって完食。
でも既に相当お腹いっぱい。

ペーさんも私を手伝ったせいで一人でデザートをたのめる状況じゃないみたい。
「サンドのコースのデザートをシェアさせてもらっても良い?」もちろん、そうでないと私も食べきれないし・・・。
エルダーフラワーのシロップスープと自家製レモンシャーベット。
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今が季節のベリー類が浮き実になってる冷たいスープ。
私はほとんど食べられなかったけど、心地よい酸味で口の中さっぱり。

二人ともあまりにもお腹いっぱいで苦しかったんで、レストランを出てそのまま村の方へ散歩。
街中で見つけたこんな看板オブジェ。
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Alte Salzstraße:アルテ・ザルツシュトラーセ(旧塩街道の意味)とある。
この辺りはプラハとハレ(同じザクセン=アンハルト州の北西寄りの町)を結ぶ塩街道が通っていたらしい。
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by sandonomeshi | 2013-07-31 23:00 | 外メシ ausser Haus


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