2013年 06月 03日
4月21日(日) マラソン当日! ペーさんと息子君は9時のスタート(といっても初参加者なので9時半頃のスタートになるんだけど)に備えて5時頃から起き出し、ジルケん家のキッチンを借りて昨日買っておいた瓶詰めパスタソースを温めスパゲティを茹でてしっかり炭水化物を補給して出て行った。 2泊も泊めていただいてお世話になってるジルケも二人の応援をするとはりきっていて、8時頃に起き出して私と一緒に朝パンを食べて出かけることに。 最初は3Km地点の辺りに電車の駅があるからそこまで行ってペーさん達が来るのを待ってようかと思ってたんだけど、結局おしゃべりしながら食べてたら遅くなってしまって3Km地点にも10Km地点にも間に合わなくなってきて、ルートの様子にも詳しいハンブルグっ子のジルケが「多分人の出も少なくて見やすいだろう。」という15Km地点近くの地下鉄駅Steinstrasse:シュタインシュトラーセ(シュタイン通り)に直行。 後ろに見えているのは気球で、その場で上り下りしてて10数ユーロ(記憶があいまい)で乗船できる観光アトラクションになっている。 去年初夏にハンブルグに週末旅行にきた時乗ってみたけど、ハンブルグの街が見渡せてなかなか。 このすぐ先がJungfenstieg:ユングフェルンシュテークってところも地下鉄駅があるんだけれどジルケ曰く「そこはハンブルグの中心地で観光客も元々多い上マラソン観覧者でごった返しているだろうから行っても無駄。」ってことで、次に駅から近いコース沿いのOhlsdorf:オールスドルフへ行くことに。 ただ今回ペーさんは全くの練習不足で「ハーフも走れるか・・・?」と弱気なことを言ってて、最終的には「取りあえず走れるところまで走ってみる。」と言って出ていってた。 15Km地点では全然余裕そうだったんだけど、その後どうなってるか彼の携帯へ電話してみる。 「さっきハーフ地点通過した。まだ走れそう。」 それでもオールスドルフは31Km地点。 まだ10kmもある。 で、30Km地点にはマッサージサービスがあって、それを受けたいとのこと。 取りあえず私達がオールスドルフに着いて応援場所を確保したらもう一度電話するってことに。 でも結局マッサージは長蛇の列で、止まって待ってたらリズムが狂うからとマッサージを断念し継続して走り続けるとの電話。 ちょっと街外れの静かな住宅街って感じだけど、近くにラジオ局のホットスポットがあって、DJがすごい音量で音楽を流しながらライブ中継をやっていてにぎやか。 そんな中走ってきたペーさん。 まだ足取りは軽い。 「大丈夫、完走できそう・・・。」と言いながらタッタッタッと走り過ぎていった。 私達もすぐさま駅に戻り次は38Km地点の少し前Klosterstern:クロスターシュターン駅に向かう。 近くに運河も流れているこの地区、ジルケ曰くハンブルグのおしゃれな住宅地らしい。 駅名にもなっているシュターンとは”星”のことだけど、たとえで四方八方に放射線状に道が延びているロータリーのことをドイツ語ではそう呼ぶ。 ロータリーの円の中は芝が生えていて公園になっている。 一般的に35Km地点ぐらいがフルマラソンで一番辛い地点だと言われているけれど、それを過ぎてペーさんまだ大丈夫そう。 次はゴール目の前41Kmを過ぎた辺りStephansplatz:シュテファンズプラッツ(シュテッファン広場)駅へ。 見通しのいい大通り。 もうランナーもまばらだし、みんな結構苦しそう。 「ゴールは目の前。もう一息、ガンバレ!」 右端で半分切れてるけど大きな桜の木があってほぼ満開。 ランナーの方達は愛でる余裕あるだろうか・・・。 ペーさんが走り去ったので私達はコースからそれて、といってもコース沿いになっている公園内を通り抜けていく。 それ以来市民の憩いの場。 因にこのBUGAは毎奇数年持ち回りで国内の都市で開催されるのだけど、今年もハンブルグに当たっていて4月26日から10月まで開催される。 さらに付けくわえると、次はベルリンが囲まれているブランデンブルグ州のハーフェル川(ベルリンにも流れている)流域で行われ、次の次、つまり2017年にはベルリンに当たっていてテンペルホーフ空港跡地が会場になる予定らしい。 これも楽しみ。 私達が公園を散歩しながらゴール地点に着いた頃には、ペーさんは既にゴールしシャワーを浴びにいくところ。 私とジルケはぽかぽか日が射しているテレビ塔の下でおしゃべりしながら待つ。 完走証明書も完走記念のメダルに名前と記録を刻印してもらい、とにかくまた完走できたことに大満足のペーさん。 「マラソン完走の後は当然ステーキでしょ。」と、どこでステーキを食べるか思案している。 金曜日にペーさんの車を運転してブレーメンへ向かったお姉ちゃん(ペーさんの娘)とその彼が迎えにきてくれることになっているジルケのうちに戻って荷物をピックアップし、ベルリンに帰ると遅くなってしまうし、なにより「それまでお腹が持たない・・・。」とペーさんと息子君が主張。 ってことはハンブルグで食べていった方が無難ってことで、早速i-hponeでジルケの家からアウトバーンに乗るまでの道沿い、ハンブルグ市内にステーキハウスはないか探す。 見つけたのはハンブルグが本店でドイツ中全国展開しているアルゼンチン牛のステーキハウス。 ステーキのメニューはお肉の部位で示されていて、180gからT-ボーンステーキなんかは500g。 でサラダと付け合わせのポテト(フライトポテトかベイクドポテトのサワークリームのせを選べる)のセット。 サラダはサラダバーからウエイターさんが見繕ってきてくれて、フレンチ、アメリカン、イタリアン、ハンブルガー(ハンブルグ風のこと、このレストランの一号店がハンブルグにある)の4種類のドレッシングの中から選べるようになっている。 私はハーブ入りでバルサミコとオリーブオイルのイタリアンをチョイス。 お肉の表面はきれいな焼け目がしっかり付いてるけど中はお願いした通り血の滴るレアー。 ナイフもすーっと通るし、ジューシで旨味の深〜いお肉。 うちでもアルゼンチン牛を買ってきてステーキするけど、やっぱプロの焼き方は違うな〜。 しかも私達の席から見えたオープンキッチンでは溶岩石炭火でお肉を焼いているのが伺える。 溶岩石炭ってすごい高温(摂氏400度まで)の熱源らしく、素早くお肉の表面を焼き締めることができるみたい。 マラソンを走った人も、応援を頑張った私も、ブレーメンからドライブしてきた人も、みんなおいしいお肉にほくほく。 お供はアルゼンチン、メンドーサ産のマルベック(葡萄の品種名)がハウスワインとしてあったので、それをボトルで。 デザートにはペーさんがバニラアイスのチョコレートソースかけ・・・ こういう気回しってドイツでは珍しい! お腹いっぱいになってみんな大満足。 ペーさん曰く、沿道の観客がベルリンとハンブルグでは雰囲気が違って興味深かったらしく、ルートも高低差があまりなく走りやすかったこともあって「また走りたいな〜。」って。
by sandonomeshi
| 2013-06-03 22:55
| 外メシ ausser Haus
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