三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2012年 12月 31日

ウィーンで芸術三昧2日目 Kunst saat in Wien 2.Tag

12月20日(木)

ウィーン2日目。
休暇中にしてはがんばってちょっと早起き。
昨日見損ねたベルヴェデーレ宮殿のオーストリア絵画館に向かう。
昨日のバスを使うルートは違う地下鉄とトラム(路面電車)を使ってみることに。
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地下鉄でカールス広場まで出てそこからトラムでベルヴェデーレ宮殿の裏手入り口の前まで。
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ウィーンのトラムって路面電車と呼ぶ方が似合ってるくらい車体が古い。
ノスタルジックで観光客には楽しいけど、日々使っているこの街のお年寄りを始め昇降に苦労している人も多いのでは・・・とか思ったり。
ガタゴトと揺れる路面電車でベルヴェデーレに着いたら陽の光でもう一度ファサードをぱちり。
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美術館への入り口は回り込んだ庭が広がっている側。
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この建物が上宮で庭の向うが下宮。
館内は撮影禁止だったのであしからずだけど、クリムトの生誕150年記念展良かった〜。
クリムトの絵って、特に代表的な女性の肖像画等はあんまり私の趣味じゃないんだけど、
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クリムト作「ユディット肖像画」ウィキペディアから転載
実物を見ると圧倒される。
大作で有名な「接吻」なんてほんとにすごい迫力だった。
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クリムト作「接吻」ウィキペディアから転載
展示室の壁にはクリムトや同じウィーン分離派の芸術家や彼の回りの人々等の言葉が書かれていて、それも合わせて興味深かった。
でも照明と窓からの採光が良くないせいか絵画の色なんかが見にくいところが多くて残念だったけど・・・。
クリムトの特別展の他にも常設展で私の好きなカスパー・ダーヴィト・フリードリッヒ、ペーさんが好きなカルル・フリードリッヒ・シンケルのようなロマン主義の絵画やフランス印象派やウィーン分離派の絵画も充実していて十分楽しめた。

上宮を出てこの季節は寂しい庭園を下っていくと下宮の脇にカフェが。
芸術を観るのってエネルギー使うよね。
お腹もすいていたし疲れて座りたかったので取りあえずそこに入ってみる。
まずは熱いお茶をたのむ。
アーユルヴェーダ・ティーと言うのをたのんでみたら・・・こんなオリエンタルな雰囲気のグラスで出てきた。
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食事はペーさんがタリアテッレのサーモン入りクリームソース・・・
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私はニョッキとパンプキンのクリームソース。
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一見すごくシンプルなパスタ料理だけど、クリームが良いのがソースにコクがあってかなり美味しい。
私のパンプキンは食感がちょっとそうめん瓜みたいでしゃきしゃきしてて甘味がある。
こんもり深くて結構な量だったみたいで、食べきれなかったのが残念だけど・・・。

お腹もふくれて身体も温まって元気が出たので次の目的地へ。
カールス広場近くのセセッション館。
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ウィーン分離派の展示会間としてたてられたこの会場にクリムトの大作「ベートーヴェン・フリーズ」が提示されていて、この時期はプラットフォームが組まれていて間近に観られるようになってるらしい。(フリーズは壁の上部に帯状にぐるりと囲むように描かれた続き絵なので下からだと遠くて細部が観にくい)
この作品は1902年にウィーン分離派が開催した偉大な作曲家ベートーヴェンに捧げる「ベートヴェン展」に出品したもので、クリムトがベートーヴェンの交響曲第九を絵画として表現したものらしい。
第九の解釈自体よく分かっていない私にはこの絵の言わんとするところを読み取るなんてことは至難の業。
でも日本でも「第九」としてよく知られている第4楽章の合唱「歓喜の歌」を表現した「歓喜・接吻」の場面には整然と並んだ合唱隊の女性達の姿、シラーによる詩にある「抱き合おう、諸人よ!この口づけを全世界に!」からの抱擁し口づけする男女の姿が描かれている。
この場面は本当に「歓喜の歌」に相応しい美しさと喜びに溢れていて観る者を幸せな気分にさせてくれる。

「ベートーヴェン・フリーズ」を堪能したペーさん。
最後に「アート・スーパーマーケット」なるもののところへ行きたいと。
若手芸術家達の作品を299ユーロ(約3万4千円ぐらい)以下の定価で売っているというお店。
自分の娘も芸大行ってたりするからそういうものに興味が湧くみたい。

そこに向かうのに地下鉄に乗ろうと地下街に潜ると通路の壁に色んな数字がデジタルでこんな風に表示されている。
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これは2012年1月1日からウィーンで消費されたシュニッツェルの数。
これ1秒に1つずつ増えてるんだけど、誰が数えているんだろ?
現時点で21145111。
一日に6万枚以上のシュニッツェルが消費されてるってこと。
これって多いのだろうか?
ほかにも全世界の人口っていうのがあって、1秒に2、3ぐらいの早さで数字が増えている。
それからこちら。
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マクドナルド店内の看板だけど、「マック・ヌードル 甘酢あるいはカレー味チキン」なんて言う商品がある。
これホテルでテレビ付けてたらコマーシャルやってて「えーーーっ!。オーストリアにはそんなものが存在するの!?」と思っていた。
試してみる勇気はないけれど証拠写真は撮りたかったんだよね。

そんなこんなでアート・スーパーマーケットに行ったけど特に欲しいものもなくお店を出て、これでペーさんがウィーンで観たかったものは一応網羅した・・・とのこと。
賑やかな通りをウインドーショッッピングでもしようかと歩き出したところで本屋さんを見っけ。
そこには行ったが最後。
ペーさんはクリムトやウィーン分離派に関する芸術写真本2冊、私も写真の奇麗なエシピ本2冊。
お互い自分で選んでおきながら「お互いのクリスマスプレゼントにしよう。」ってことに。

本屋を出て更に歩いていくと駅前にちょっと年季の入ってそうなカフェが。
正直ウィーンのおしゃれなカフェからはほど遠いけど、古き良き時代感が出てる。
入り口脇に張り出しているメニューを見ると、私がウィーンで食べたいもの3つ目のカイザーシュマーレン(ひっくり返すのに失敗してぐちゃぐちゃになったホットケーキみたいなお菓子)もある。
ペーさんの好きなアップル・シュトゥルーデル(林檎のコンポートをパイ地のような生地で包んで焼いたもの)もある。
「夕食の時間も近いけど、おやつしようか・・・。ね。」
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古びてくたびれていてお世辞にも「素敵なカフェ」とは言えないけど、客層は仕事帰りのサラリーマンとかOL、あと学生風の友達同士とか恋人同士で地元の人に人気のお店みたい。
ここウィーン(あるいはオーストリア全土でかも?)ではコーヒーをたのむとお水が着いてくるのが特徴。
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大抵はほんの一口で飲んでしまいそうな小さなグラスなんだけど、このカフェは○カ・コーラのロゴ付きのタンブラー。
そして私のカイザーシュマーレン・・・
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ペーさんのアップル・シュトゥルーデルバニラアイス付き。
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私のカイザーシュマーレンは一見ぱさぱさそうだったけどこれがもちもちっとした食感だし卵とバターをたっぷり使ってる味で甘過ぎないしおいしい!
添えてあるのはプラムのコンポート。
これも程良く甘酸っぱくて美味しいし。
満足!

ホテルに戻り暫し休憩。
美術館巡りは疲れる上に、今日は結構歩いたし。
足がぱんぱん。
明日は朝早いしこのままホテルでうだうだしてたい気もするけど、夕飯はホテルの近くで見つけた日本食レストランに行こうって決めてたし・・・。
よいしょと起き上がって出かける。

なのにレストランは閉まってた!
「えっ、夜営業なしのお店だったの!?」
営業時間をちゃんと確認しておかなかった私達が悪い。
しかtないのでどっか手頃なお店ないかな〜とホテルの近くをうろうろ。
そしたらビルの間を抜ける狭い通りの奥に明かりが見える。
「何かお店があるかも・・・」
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フレンチ・ビストロのお店だったんだけどメニューが出てなくて、「私たちにお任せください。」と書いてある。
窓から見える店内はオープンキッチンで雰囲気良さそう。
でもさっきおやつを食べたばかりの私達はコース料理を食べられる自信がない。
しかも何気にお高そう。
次回またウィーンに来ることがあったら是非来てみたいお店だけど、今日はタイミングが悪かったかも。
更に通りを進むとライス専門店というのがあって興味津々だったんだけどここも閉まってる。
他にもしゃれたお店が色々あって面白い通り見っけって感じ。
でも私達が夕飯にありつけるお店は見つからず。仕方なくホテルの向かいにあった中華にしようか・・・と戻ると数件先にSUSHIの看板が。
「なんか・・・、SUSHIもいいかな〜。」とぺーさん。
覗いてみると小さな店内はいっぱいで待っている人までいる。
「待ってまでおSUSHI食べたい?」と私。
「ううん、中華で良いか・・・。」
SUSHIのお店とうってかわってガラガラの中華屋さん。
ちょっと心配だけど、まぁ取りあえずおなかふくれればいいか・・・ってことで。
まずはあったかいスープを。
ペーさんは肉団子入り・・・
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私はワンタン入り。
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そしておSUSHIが頭を離れないペーさんはサーモンとツナの握り盛り。
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なんかネタの色が怪しいけど・・・。
ペーさん曰く「もっとひどいSUSHI食べたこといくらでもある。」ってくらいにOK。
あと餃子大好きのペーさんがメニューの写真で見つけて「お〜っ、チャオツーがある!」と言って喜んで注文した焼き餃子。
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でも私的には水餃子にする厚めの皮の餃子を焼いていてちょっとイマイチかな。
そういう私はかりかり鴨のせ焼きそば。
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当たり外れがなくて無難かな〜と思ってたのんでみた。
鴨はぱりぱりで香ばしくて良かったけど、焼きそばにはもう少し野菜が多かった方が美味しかったかな〜。
取りあえずお腹いっぱいになってホテルへ。
今日も目一杯ウィーンを楽しめて充実の2日目を終える。
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by sandonomeshi | 2012-12-31 20:59 | 外メシ ausser Haus


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