三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2012年 10月 04日

カプ・ロッジの家 das Haus am Cap Roig

長らくブログをさぼってしまいました。その間色んな方々がコメントをくださったり、メールで安否を尋ねてくださったりとご心配をおかけしてしまいました。本当にありがとうございました。そして音沙汰もなく放ったらかしにしておいて申し訳ありませんでした。私はいたって元気にしています。一時帰国のことも途中のまま、7月のアントロポゾフィー病院入院のことも記録できないまま8月に入り左目の黄斑変性のせいで字を読んだりするのがうっとうしく疲れるのでPCに向かってブログをアップする気も起こらず過ごしていました。8月は結局やることになったルセンティスの1回目治療を受けたり、お義母さんの誕生日のお祝いに2泊ほどで出かけたり・・・。でも食事はお肉を思いっきり減らし、野菜と魚を中心のおさんどんをせっせと頑張っています。9月1日から15日までペーさんの夏休みでスペインの地中海沿いの村でのんびりしてきました。そこで堪能してきた魚介類や地中海の眺めなんかをぼちぼちアップしていきたいな〜と思っています。とか言いながら毎日アップして行く自信もなくう次のアップまでまた数日飛んでしまいそうですが、これからもまた時々覗きにいらしてくださると嬉しいです。 Sandonomeshi


9月1日(土)

朝3起床。
6時発バルセロナ行きのフライトに乗るため。
今日からペーさんが待ちに待ったスペイン、カプ・ロッジでのバカンス。
3年前にホテルに泊まって下見してきた、ペーさんがバルセロナに住んでいた子供の頃に家族で休暇を過ごしていた場所。
スペインの不動産バブルで別荘地に開発されてはいるものの、空き家も多く、まだ国外からの観光客には荒らされてはいないバルセロナから地中海に沿って170Kmほど南下した辺り。
コスタ・ドラダ(黄金海岸の意味)とコスタ・ブランカ(白い海岸の意味)の境目に当たる。
まずはバルセロナまで飛んで空港でレンタカーして南下する。

中南米への2週間の出張から昨夜帰ってきたばかりのペーさんはへとへとだけど、ちゃんと起きてコーヒーだけ飲んで出発。
空港でチェックインの時、荷物が20.7Kg。格安航空会社のフライトだから私達は予め20Kgのラゲージ料金をチケットと一緒に払っていた。
チェックイン・カウンターのおねえちゃん「これだと本当はエクセス・チャージがかかるんだけど・・・、こんな朝早く仕事する気もないし面倒くさいからいいわ!」
仕事する気のなく愛想もサービスも悪いことに気分阻害することしばしばだけど、こういう風に影響するのはありがたいね。
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朝が早く朝食も食べずに出て来たから、昨夜のうちに作っておいたサンドイッチを機内で取り出す。
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格安虚空会社のフライトなものだから食事もドリンクも有料。
大手航空会社でも最近はインター・ヨーロッパだとビスケットぐらいしか出ないけど・・・。
ドリンクだけたのんで一人分ずつ包んだサンドイッチをもぐもぐ。
2時間半ほどのフライトで20分も早く着いた朝8時のバルセロナ。
結構涼しい。
ノースリーブのワンピースにニットのマーがレットを羽織っていたけどそれを脱ぐこともなく入国しレンタカーの手続きをしまずはバルセロナ市内に出る。

ガリシア地方の焼き物Sargadelos:サルガデロスを買い足したくて市内にあるギャラリーへ。
ところがお店がなくなっている!
ベルリンから予めメールを送って欲しい商品の在庫を確認してなければお取り寄せの注文をするつもりだったのに返事がないまま。
お店のHPで調べて電話もしたけど「おかけになった電話番号は現在使われていません。」だったのでまさかとは思っていたけど・・・。
サルガデロスでの買い物はバルセロナに来る一番の楽しみだったのに・・・ショック!!!。

仕方ないからとりあえず2度目の朝ご飯を食べることに。
そこでサルガデロスの近くにBocadillo:ボカディージョ(バゲットサンドイッチ)の美味しいバールがあったことを思い出した。
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Bodeguillo:ボデギージョ。
当時はスペイン人が午前中の「おやつ」を食べる時間になると近場で働く人達でいつもいっぱいになってた人気のバール。
今日は土曜日の上に買い物客が出始めるにはまだ早い時間。
他にお客さんはないけれど、ボカディージョの雰囲気はそのまま。
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半地下でボデガ(ワイン蔵)の雰囲気が漂っている。
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ボカディージョも相変わらず美味しい。
表面がかりかりで内側がしっとりもっちりのバゲットがたまらない。
私はbutifarra catalana:ブティファラ・カタラナ(カタルーニャ風ソーセージ)、
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ペーさんがtortilla fransesa:トルティジャ・フランセサ(フランス風トルティージャ、プレーンオムレツのこと)、息子君がjamon de pais:ホモン・デ・パイス(国のハム、生ハムのこと)。
カタルーニャでは当然パ・アンブ・トマカッ、(パンにトマトを塗り付けたもの)これが美味しいんだよね〜。

腹ごしらえが済んだらカプ・ロッジに向かう。
市内から高速に乗り約1.5時間。
4泊5日のメキシコ出張帰りで運転手のペーさんは睡魔に絶えきれず一度サービスエリアに停めて暫し仮眠。
鍵の受け渡しをする不動産屋のあるL'Ampolla:ランポラの町に着いたのは指定された約束の時間の1時間前。
町に入ったところにスーパーを見つけたので、まずは買い物を済ませておくことに。
ミネラル・ウォーターやトイレットペーパーなどの必需品にビールやジュースなども買い揃えて丁度2時に不動産屋の前に到着。
ところがスペインの常、昼休み時間で入り口は鍵がかかっている。
最初メールのやり取りで2時を指定された時「そんな昼休み時間のまっただ中におかしいな・・・。」と思い、念のためこちらからもう一度「2時にそちらのオフィスでですね。」と確認のメールを送ったのに対して「それでは土曜日に。」との返事が返ってきたので、それでいいんだ・・・と思い直していたんだけど、やっぱり・・・。
たまたま隣りのお店のおじさんが店にいたので「隣りの不動産屋の○○さんに連絡取る方法知りませんか?」と聞いてみた。
「そこの角を曲がったところに住んでるはずだから声かけてみたら。」とのこと。
でもペーさんが行ってみると「○○さんはもうここに住んでいないよ、カプ・ロッジの方に引っ越したよ。」とのこと。
仕方ないのでオフィスに「約束の2時に来たけれど留守なので家の方に行ってみます。このメモを見たら電話してください。」とメモを残してカプ・ロッジへ。
借りる家は前回来た時に目を付けていた家なので場所も分かっている。
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もしかしたら家の前で待ってるかも・・・という期待も外れ。
すぐ目の前にあるレストランの人に「この家を今日から借りる者だけど、○○さんが約束の時間にいらっしゃらなくて困っているんですが・・・、連絡先とかご存じないですか?」と聞いてみた。
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「うちの従業員にこの近くに住んでいる者がいるから聞いてみるね。」と親切に対応してくださった。
戻ってきたら「○○さんの家を知ってるって。」と言って簡単な地図を書いてくれた。
すぐ近くだったので取りあえず行ってみることに。
地中海を見下ろせる高台のなかなか素敵なおうちにお住まい。
門の外から呼び鈴を鳴らすとう凄い大型犬が吠える。
すぐに○○さんは出てきて「2時なんて言うはずない。昼休みの時間なんだから。」と。
「私もそう思って確認したけど、間違いなく2時と指定されてましたよ。」と言っても納得いかない顔をして、「とりあえず、4時10分前にはオフィスに戻るからそこで鍵を渡して契約書にサインとかもらわないといけないので・・・。」とのこと。

その時点で3時。
鍵の受け渡ししてからではお昼を食べ損ねてしまう・・・ってことで、取りあえず急いでさっきのレストランで軽く食べることに。
テラス席から更に広がったお庭の席に座って「あんまり時間がないので、早くできるものは何?」と聞いてみるとコロッケやイカのリング揚げ、フライドポテトと揚げ物ばかり。
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取りあえずその3つと「サラダとかならすぐにできるよね?」と聞くと「このお席ではお受けできません。」とのこと。
ガーデン席はメニューが別みたい。
出てきた料理は早い分熱々だけど揚げ直し。
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一緒にたのんだアリオリ(ガーリック風味マヨネーズみたいなもの)が美味しかったのでまぁ、良しとしようか・・・くらいのレベル。
それにペーさんはまだ車の運転があるのでコーラ、息子君はファンタ、私がビールをたのんでお勘定が45ユーロ(約4,500円)。
一瞬目が点になったけど、ガーデン席が別メニューと言うのはちょこっとだけつまむ人からもしっかりお金使わそうという手みたい。
注文する時はしっかり注意しなかった値段をもう一度見直してみるとタパスとして並んでいる料理はどれも10ユーロ越え。
コロッケなんかにいたっては一口サイズのが8つで15.5ユーロ!!!
こっちがちゃんと値段を確認して注文しなかったんだからしょうがない・・・。
取りあえずは夕飯まで持つぐらいお腹はふくれたし・・・。
車で10分ぐらいのランポラに戻り不動産屋さんのオフィスで契約書にサインし、料金を払う。
そしたら鍵と別料金でたのんでおいたタオルやシーツを持ったお兄ちゃんが一緒に来て色々説明してくれるとのこと。
外から見た限りはまだ建てて間もない感じでモダンなお家。
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スペインで今まで何度かこういうレンタルハウスやアパートを借りたことがあるけど、お値段的にも今回のはちょっとはっただけあって家の造りや調度品等々もグレードが高い。
でも何より玄関先のテラスや2階、屋上3階のバルコニーからの眺めが素晴らしい。
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家の前の道を渡るとすぐビーチに降りる階段。
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車からに荷物を降ろし部屋の振り分け。
ペーさんと私は2階の3ベットルームのうちスペインではスイート・タイプと呼ばれるバスルーム付きの広〜いお部屋を使うことに。
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2階にはもう一つシャワーのみのバスルームがありそのお隣のダブルのお部屋を息子君に。
途中遊びに来てくれるお友達のために1階にあるこれもダブルのベッドルームを取っておくことに。家に戻って荷物を解く。
洋服を作り付けのワードローブに納め、ベルリンから持参したキッチン雑貨や調味料・食材なんかを台所に並べ、さっきの買い物を冷蔵庫にしまう。
そしたらペーさんが早々に「カプ・ロッジのビーチまで散歩しよう!」
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目の前のビーチはこじんまりとした入り江の一番奥に位置してて特に海水浴場にはなっていない。
そこから岬を超えて次の入り江の奥がカプ・ロッジ海水浴場。
岬を超えていく道も付いてるんだけど、ペーさんが「水際沿いに行ってみようよ・・・。」と主張したのでそれに続く。
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家の前のビーチは奥行きがなく狭い上に海藻がたくさんうち上がっている。
そろそろ日が暮れかかって光が赤みを帯び出している。
沖に見えているのはデルタ・エブロの砂州の部分。
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先の方に白く灯台があるのが見える。
前回あそこまで行ってきたんだよね〜。 
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かくして水際ぎりぎりの岩場を通ってカプ・ロッジビーチにたどり着く。
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カプ・ロッジ海水浴場の方は広い砂浜が広がりchirinnguito:チリンギート(ビーチなどにある売店や軽食を出す簡易店舗)や赤十字の救急救助隊も待機している。
夕方7時前。
昼間は結構暑くなってたのに陽が翳り始めると凉しくなってきてもう人影もまばらなビーチ。
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誰かが造った砂の城がひっそり残っている。
でもビーチを見下ろす岸壁の中腹にあるチリンギートはまだ営業してるみたいなので「夕飯前のアペリティフでも飲もうか・・・。」とペーさんの提案。
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上手くビーチを見通せるテラス席を確保し彼らはビールを、私はマルティーニ・ビアンコを注文。
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ほんのり涼しくて心地よいひととき。
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アルコールが入ってさらにほんのり。
お腹も空いてきたし帰って夕飯の支度を・・・と、今度は岬を超えていく道を帰ろうとすると・・・
この急な階段。
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はぁはぁ言いながら登り切るとこの眺め。
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ちゃんとベンチもあってほっと一息ついて夕暮れの地中海を眺める。
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そして夕飯。
ペーさんも息子君も手伝ってくれて簡単な夕飯をちゃちゃっと準備。
玄関前のテラスにテーブルをセット。
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「重たいのに〜。」とかぶつぶつ言われながらもスーツケースにしのばせて持って来た某スエーデンの家具・雑貨屋さんのろうそくを灯しムードアップ。
まずはロメインレタスのサラダ
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あんまり寂しいので人参とオリーブを加えて、アルベキーナ種100%のEVオリーブオイルとシェリー酒ビネガーそして塩胡椒だけ。
カタルーニャはフランスに近くてその影響があるのかバゲットが美味しい。
これだってスーパーで買ったバゲットだけど、お昼に買った時には焼きたての熱々、
もちろん既に冷めてるけど外側はかりかっりで中はしっとり。
メインにはメーさんと息子君が美味しそうだとスーパーのお肉売り場にあったパックを買ってきた仔牛肉のスライスステーキ
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付け合わせも何にもなしだけど、オリーブオイルたっぷりでジュジュッと焼いた肉汁をバゲットで拭き拭きしながら柔らかなお肉と交互に口に運ぶ。
デザートは何も考えてなくてなし。

食後2階のバルコニーに上がると満月がぽっかり浮かんでいて明るい。
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10時前だけどスペインではまだ宵の口。
レストランはまだ賑わっているみたいだけど、聞こえてくるのはざわざわという波の音だけ。
こうしてカプ・ロッジでの休暇一日目は暮れていった。
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by sandonomeshi | 2012-10-04 19:34 | 外メシ ausser Haus


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