三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2012年 06月 10日

イズミール:古代ギリシャ人の町エフェソス izumir:Ephesos, die altertümliche griechische Stadt

5月1日(火) 4日目 

朝目覚めてテレビの画面で現在地を確認してみたら、すでにカラブラン半島を回り込みイズミール湾内にいる。
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ちょっと煙ってるけど、目を凝らすと遠くに陸地が見える。
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今朝は朝パンをルームサービスでたのんでおいた。
バルコニーのテーブルにセットして、ジョギングしに出て行った(デッキにジョギングトラックがある)ペーさんを待つ。
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熱くもなく肌寒くもなく心地よい潮風を受けながらのバルコニーでの朝パンは、なんだか贅沢の極みな気分。
でものんびりはしてられない。

遺跡はもう十分とか言ってたのに、イズミール郊外にある古代都市エフェソス遺跡へのツアーに参加したいと言い出したペーさん。
9時の着岸と同時に出発のツアーに参加するために慌てて準備する。

乾いた大地にオレンジだかレモンだかっぽい畑が広がる中をバスは行く。
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まずは山の上にある聖母マリアが余生を過ごしたと伝えられているところを見学。
今は小さな礼拝堂が建てられているけれど、歴代の法王も訪れているらしく、広い駐車場も完備されている。
バスを降りて日本のお寺の門前のように2、3のお土産物屋さんとカフェ、公衆トイレが並ぶ道を登っていくと・・・
この地についての説明が各国語で書かれたプレートが並んでいる。
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その中には日本語も!
参道(かな?)の木々は手入れが行き届いていて、丁度藤がきれいだった。
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小さな礼拝堂の中はかなり狭いので一列に並んで一人ずつゆっくり入っていく。
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出てきてみると礼拝堂はL字型で、丁度角になった部分に聖母マリアが祭られていたんだけれど、中は撮影禁止だったのであしからず・・・。
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この礼拝堂の下には、その水を飲むと健康になれるご利益があると言われている泉があって、蛇口がつけられていて手ですくって飲み易いようになっている。
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せっかくだから、私達も一口ずつ・・・。
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ペットボトルに入れて持って帰っても構わないとガイドさんの説明。
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そしてその横には願い事を書いて結びつけておくと願いが敵うと言われている壁があってこれも日本のおみくじみたいにたくさんぶら下がってる。
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でもよくよく見ると願い事が書いてあるのは白い紙やハンカチの様な布、でも一番多いのは紙ナプキンやティッシュ。
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取りあえずバックの中にあった適当なものを使ったって感じ。
泉のお水もそうだけど、そういう願い事を書くもの(紙とか布とか)を売ると言う商売気はないみたい。

ここから山の麓の辺りにあるエフェソスの奇跡への途中に黄金のマリア像。
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エフェソスの都市遺跡はすごく広大な範囲まで発掘されているらしく、私達は山手側の入り口から入って見学している間、バスは麓側の入り口に回って待っていてくれるらしい。
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これで下りながら遺跡を見学した後、また同じ道のりを登ってバスまで戻ってくる必要がなくなる、との説明。
確かに私達が入ったところは山に囲まれた台地っぽい感じだけれど、ここからこの街のメインストリートが下っていき最後は港になっていたんだそう。
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現在は土砂が堆積して海岸線が後退したためイズミールからかなり内陸になっているけれど当時は港湾都市として栄えたらしい。
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道が下り始めるところに立つとと遠くに平地が扇形に広がっていて「あの辺りまで海だったんですよ。」というガイドさんの言葉に納得がいく。
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そしてメインストリートを下っていく。
かなり崩れかけの建造物が多くて、補強さえているものもある。
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こうして通りを眺めていると太古にこの町が栄えて人々が行きかい賑やかだったろう風景が浮かんでくる。
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坂を下り始めた辺りの大通りの両側はがれきのような大理石のかけらがごろごろしているだけで、「遺跡」らしい姿はなかったんだけれど、いえいえ・・・
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大通りの脇に測道の様に作られたこの部分、大理石の細かいモザイク模様になってる。
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りっぱな門構え。
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こちらは公衆大浴場のファサード。
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中に入ると壁際に穴の空いたベンチが並ぶ。
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トイレだそう。
このトイレベンチが壁際にぐるっと取り囲む真ん中に湯船があったろう四角い部分が見て取れる。
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日本では映画「テルマエ・ロマエ」がヒットしているらしいけど、そんな古代の浴場風景に思いを馳せる。

エフェソスには劇場もあった。
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音響効果も非常に良く考えられているらしく、今でも世界に名だたるアーティストがコンサートを行っているらしい。
また、この劇場は公開の死刑執行場でもあったらしく、囚人を入場させていた通路というのがあるというので通ってみる。
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そしてこのりっぱなファサードはかつて世界三大図書館の一つと言われたらしいセルシウス図書館。
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内側の広い空間の壁には書棚であったろうニッチが並んでいて、「あぁ、ほんとにここは図書館だったんだな〜。」と思わせる。
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紀元前数千年前にこれほどの図書館を建設したほども書物が存在していた事を改めて認識し感動する。

この図書館の裏手に広がる広場は市場の跡。
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写真(↓)
の左手に市場の跡があるんだけど、道が延びている奥の方は当時港だったとか・・・。
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写真でも伝わると思うけれど、この古代都市の遺跡群は大理石のがれきとからからに乾いた土があるだけなのに、ところどろに低木や野花が育っている。
実が鈴なりの無花果、
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真っ赤なケシの花はいたるところに。
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市場を通り過ぎて町外れまで来て振り返ると劇場の全景が眺められる。
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壮大な人類の歴史に触れさせてくれたエフェソス遺跡を後にし・・・
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先回りして待っていてくれたバスに乗り込みお土産物屋さんを一軒回って一路マニフィカに戻る。

船に付いたのは出港少し前の2時半頃。
お昼も食べてないしお腹ぺこぺこなんだけど、この時間にちゃんとお昼を食べると夕食が食べれなくなってしまうし・・・とアスタヌーン・ティー・タイムをやっているサハラ・バイキング・カフェでケーキとコーヒーを。
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ここのケーキ、全体的にヨーロッパにしては珍しく甘さ控え目で軽〜い味わい。

キャビンに戻って写真をPCにダウンロードしたりごそごそしてたらあっという間に夕飯の時間。
メニューに書かれていイタリア語の名前は解らなかったけど、食べてみると鯵みたい。
小鯵のフライ サラダ添え。
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そしてペーさんは生ハムメロン。
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次は私はトルテリーニのストックスープ ボローニャ風。
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ペーさんがエミリア風ラザーニャ。
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メインにはペーさんは仔牛肉のオーブン焼き ゴッチアドーロ、
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私がパーチのレモンとタイム風味 季節の野菜添え。
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デザートにはペーさんはミルクライス シナモンん風味、
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私は何かのケーキだったんだけど、何だったか忘れてしまった。
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このあいだから夕食後9時に始まるショー待ちでちょこっとレ・ゴッチェ・バーに寄ったりしてクラシックの生演奏を聴いてたりしたんだけど、今日は往年のポップスを生バンド演奏しているタイガー・バーで食後酒を一杯。
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ペーさんはポルト(ポートワイン)、私はさっぱりカイピリーニャ。
こうしてイズミールの夜は更けていく。
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by sandonomeshi | 2012-06-10 11:09 | 外メシ ausser Haus


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