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三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2012年 05月 11日

ベルリン食べ歩き Essenspaziergang in Berlin

4月8日(月)

お昼少し前にお泊まりなっているホテルにお迎えに上がり、そこからS-Bahn:エスバーン(市内電車)に乗ってベルリンの壁跡へ。
いずれにしてもランチの目的地への通り道ではあったんで、せっかくだからちょっとベルリンの歴史にも触れていただこうかな・・と。
そしてトラムを乗り継いでご案内したのがベトナム・マーケットのDung Xuan Center。
私的にベルリンの美味しいものと言えばやっぱりベトナム料理。
しかもどうせベトナム料理をいただくなら、いっそディープなところは如何?ってことで、ベトナム・マーケットはお買い物はともかく、面白いしね。
お二人も興味深そうに見て回ってらしたし・・・。
一通りぶらぶらしたら、今日も外でブン・チャ用のお肉を焼いているお店に入る。
ここに来たらこれを試さない手はない!
まずはやっぱり私のお勧め、揚げ春巻き。
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ドイツ語では”Sommerroll”夏巻きと言っている生春巻きも頼みたかったんだけど、片言しかドイツ語が話せないウエイターのお兄ちゃんが言うには、夏巻きは一皿十本でしか受け付けられないとのこと。
いくら何でも3人で十本は多過ぎるってことで断念。
そしてメインにフォーと・・・
ベルリン食べ歩き Essenspaziergang in Berlin_e0112086_1252641.jpg
ブン・チャ。
ベルリン食べ歩き Essenspaziergang in Berlin_e0112086_1262259.jpg
これを3人でシェア。
ブン・チャは心なしか前回より量が少ない気がするけど、それでも結局食べきれなかった私達・・・。

何気なくお店の様子を眺めてたら、このブン・チャ用の焼いたお肉、お持ち帰りもできるみたい。
マリネ液がよくきいていて香ばしく焼けているお肉に先輩も「これ、買って帰る気持ち分かる!」
私もうちでカセットコンロの直火でブン・チャまがい作ったことあるけど、やっぱり炭火焼の風味のようにはいかないんだよね〜。

帰りは改めて元東ベルリンの風景を眺めながら、デザート代わりに次にご案内したのが・・
ベルリン食べ歩き Essenspaziergang in Berlin_e0112086_127249.jpg
Albrechts:アルブレヒツ。
私お気に入りのケーキ屋さん。
先輩はともかく、ご主人にはちょっとカワイ過ぎるお店だけど、自らも一つ選ばれて、一緒に午後のケーキタイム。
今までタルト系のばっかり食べてたけど、今日はキャロットケーキを選んだ私。
これが胡桃たっぷりで香ばしくてふわふわで美味しい!

そしてケーキ屋さんを出たらSenefelder Platz:ゼネフェルダー広場駅までPrenzlauer Berg:プレンツラウアー・ベルグ地区をぶらぶら。
お店が閉まってるのが残念だけど・・・。
それでも「なんだかパリのはずれみたいだね・・・。」とご主人。
数年前までは外壁が崩れてる建物がいっぱいのいかにも”東”っていう街並だったのに、今では修復工事、リノベーションが進んでおしゃれな街並になってる。
オリジナル・ブランドのショップなんかも沢山あって、西の若い世代の人達が流れ込んでるらしい。

ゼネフェルダー広場からまた地下鉄や市内電車を駆使して高架からのベルリン観光。
まず地下鉄でアレキサンダー広場に出ようと思ったら地下鉄2番線はあの時の事故をまだ引きずってるみたいで不通。
代行バスが出ているというのでそれに乗ってアレキサンダー広場へ。
そこから高架を走る市内電車でワーシャワー通り駅まで。
そこでこれまた高架を走る地下鉄1番線でベルリンの中心部を横断しながら西ベルリンの銀座通り、クーダムにある終点のウーラント通り駅まで。

そこからまたもや私のお気に入り文学館にあるWinter Garten:ヴィンター・ガルテンへ向かうことに。
そこならぼちぼちコーヒーよりアルコールの時間にさしかかってるのに丁度いいかも。
ところが狐につままれたみたいにお店が見当たらない。
「一筋間違ってるとか?」と心配そうに先輩はおっしゃるけど、文学館の住所はFasannenstrasse:ファザーネン通りだし、私達がいるのもクーダムを少し入ったところのファザーネン通り。
しかも先週友達と来たばっかりだし・・・。
そんなことあるはずないのに、でも見当たらないものは仕方ない。
・・・ってことで代わりに入ったのがオイスター・バーの様なLet's Go Sylt:レッツ・ゴー・ジルツ。
ジルツとは北独、北海にある島の名前。
ドイツの海岸リゾートとして有名。
更に北海の幸を駆使したグルメな地しても名高く、有名な高級レストランも多い。
そんなお店で彼らがたのんだのは・・・
ベルリン食べ歩き Essenspaziergang in Berlin_e0112086_1281355.jpg
生牡蠣1ダース。
これにフランス産の”泡”でかんぱ〜い。(私は泡が苦手なのでドイツ産の白で)
私もご相伴に預かったけど、ぷりっ、つるっで美味しい!

これでアベリティブ完了の私達が向かうのはお二方とベルリン最後のディナー。
お口の肥えていらっしゃるお二人にご満足いただけるレストランとなるとなかなか難しいものがある。
で、チョイスしたのがLe Cocotte。
ここならパリが大好きなお二人にもぴったりな雰囲気だし、一品もので色々たのんであてにしながらワインを楽しめるでしょう。
でも7時の予約にはまだチト早い。
あえて少しお店からは慣れたところでバスを降りてAkazienstrasse:アカシア通りをぶらぶら。
ここは各国料理のレストランが軒を連ねていてマルチ・カルチャー&エキゾチックな通りで、なかなか楽しい。
ここもベルリンらしいと言えばベルリンらしい地区。

レストランというかビストロ風のお店に入るとまだお客さんはちらほら。
そんに広いお店でもないけれど、4人掛けにセットしてあるテーブルに着く。
まず、フランスワインは全く分からないので(別によく分かってるワインがあるって訳でもないけど・・・)お二人にお負かせ。
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そして前菜料理の中からそれぞれが好きなものを選んでたのむ。
茹で海老が添えてあるアボガドムース・・・
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白アスパラガスの生ハム巻き・・・
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ベイビーリーフサラダ・・・
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エスカルゴ・・・
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チキンポット・・・
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どのお料理も素材の良さが現れているし、きちんと作られていて美味しい。
チキンポットはお鍋しか写真撮れてないけど、鶏のほぐし肉や野菜がいっぱい入って入ってて、どっちかと言えば具だくさんなチキンスープ。
でもこのお鍋で出てくるだけあって、たっぷりな量。
寒い日なんかまずこれたのんで3、4人でシャアできそう。

ベイビーリーフサラダもたかがサラダされどサラダで、かけてあるだけじゃなくすでに全体に和ええあるドレッシングが相当お美味い。
当然リーフも新鮮で、色んな種類のハーブの味が口の中ですごく良いハーモニー。

なんだか、昼から食べ通しに近い私鉢、これで結構お腹が満足してきた。
軽めのメイン料理を一つたのんでシャアしようってことで・・・
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タルタルステーキ。
前菜のお料理をいただいて、このお店なら生肉も安心。
別皿でサーブされた薬味を慣れた手つきで混ぜ合わせてくれた先輩。
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なかなか食べづらいタルタルステーキだけど、たまにはこういうお肉の食べ方もいいね〜。

メイン料理は控え目にしたけど、デザートはしっかりいただく私。
こちらご主人の自家製クリーム・キャラメル。
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私のフォンダンショコラは暗〜い照明に黒くて写真になってない。
甘さ控え目でカカオの風味が良くて美味しかったけど・・・。
先輩は甘いもの食べるより、最初にいただいて美味しかった”泡”をもう一杯と。

「ベルリンは必ずもう一度来たいけど、その時にはこのお店も。」とおっしゃるくらい気に入っていただけて、ご案内しておきながらご馳走になってしまった私は大満足。

by sandonomeshi | 2012-05-11 18:29


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