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三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2011年 10月 25日

木の実づくし Nüsse Menü

前回、・・・と言っても去年の11月のことだけど、トリュフづくしのコースをいただいたフレンチレ・ビストロ、毎月最終火曜日に一つの食材を取り上げてその「づくし」コースを提供してるんだけど、今月は「木の実」。

実は毎月気にかけてはいるんだけど、なかなか都合が合わなくて行けないんだよね。
今日はペーさんがんばって早めに会社を出てくれて、お店の近くで待ち合わせ。
この辺りってマルチカルチャーな雰囲気が漂ってて、面白いショップやレストラン、カフェ、バーがいっぱい。
ちょっとぶらぶら歩きながら、今度入ってみたいお店をチェック。

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さて、7時から始まる「二人のためのキャンドル・ディナー」。
このコース・ディナーは原則カップル(二人)での予約のみ、そして7時からと9時半からの2回転制。
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最初にメートル(給仕長)がアペリティフから始まって5品のコース料理について説明。
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胡桃ワイン。
胡桃の風味がするシェリーっぽいお酒。
やや甘めだけどすごくさらっとしてる。
パンと一緒に出てきたのは、砕いた胡桃がトッピングされた山羊乳のクリームチーズ。
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(お気づきの方もいらっしゃるかもしれないけれど、献立には3月29日となってる。メートルに冗談で「今日は3月29日だっけ?」と聞いたら「フォーマットを使い回してて、日付を変更するの忘れてた・・・」だって。)

お料理はまずスープから。
セロリとHokaidoかぼちゃのデュエット・ポタージュ。
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なにせキャンドル・ディナーだから写真が苦しい。
クリーム色とオレンジ色のマーブルになってるのが分かるだろうか・・・。
ピーナッツクリームのニョッキ入り。
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次は牡蠣Fine de Claire:フィーヌ・ドゥ・クレールNo.2のグラタン ピスタチオのトッピング。
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メートルは説明の時「温かい牡蠣って珍しいと思いますが・・・」とすごく強調してて、隣りのテーブルのちょっと年配のご夫婦も「ふんふん。」とうなずいてらっしゃったけど、言われてみれば確かに、こっちでは牡蠣といえばたいてい生食かも?
このグラタン、もしかしたらオーブンに入れたんじゃなくてキッチンバーナーで焼き色をつけたのかな・・・と思うほど表面はこんがりしてるのに中は生あったかいだけ。
でもだから身の火の通り具合が絶妙。
生のようで生でない。
しかもホワイトソースもすっごく軽い。
ピスタチオとの相性もいい。
ただちょっと量が多くてピスタチオの味が勝ち過ぎてたかも・・・。

お肉料理は仔鹿とアーモンド。
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メニューのドイツ語では「braten=焼く」と書かれてたんだけど、まるで煮込み肉のようにほろっと崩れる。
ただお肉の味がわからない。
ソースとロースト・アーモンドスライスの風味だけが口に残る。
面白かったのは付け合わせのごぼうのフライ。

そしてフレンチでははずせないチーズ。
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定番中の定番、山羊チーズと胡桃。
オーブン焼きにしたフレッシュの山羊チーズ。サラダと一緒に。チーズは大好きだから嬉しいんだけど、これやっぱりでっかいよね。
でも「結構きてる〜。」とか言いながらも、残さずいただく。

しかもデザートのココナッツミルクと大麦のプディングも、ぷちぷちした大麦の食感、ココナッツの風味にフランボワーズとマンゴーのソースが美味しくて、これも残さず。
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今回も十分満足。

by sandonomeshi | 2011-10-25 23:44 | 外メシ ausser Haus


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