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三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2011年 01月 15日

和独折衷新年会 Deutsch-Japanischer Abend


1月15日


「一応『新年会』と呼べるうちに一緒にご飯したいね〜。」と話していたたんたんさん
上手い具合にお互いのペーさんの予定も合って、松の内ぎりぎりの今日、うちにおいでいただいた。

メインの料理はこちらの勝手な提案で鴨のオーブン焼き。
去年のクリスマス、毎年イブに登場する鴨料理を作らなかったもんだから、ペーさんが「鴨食べてないな〜。」とかつぶやいていたんだよね。
でも鴨の丸焼き、二人ではね〜と躊躇してたところだったから。

そしたらたんたんさんが「日本からのお正月料理があるのでお持ちします。」とおっしゃってくださって・・・。
ならばテーブルにも和を取り入れて・・・。
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って、干支のうさぎはいいんだけど、箸袋の梅とお皿の桜がちぐはぐ・・・。

鴨の下ごしらえをしてオーブンに放り込んだら・・・
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こちらたんたんさんがもってきてくださったかまぼこいろいろ。
末広がりに日の出をあしらったのとか、ほんと日本のお正月らしい。

それから鮭と小鮎の昆布巻き。
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京都人の私的には昆布巻きといえば身欠きニシンだけど、鮭も小鮎も美味しい。

それからつるんっと煮えた黒豆。
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う〜ん、お正月ムードたっぷり。

私もちゃちゃっとできるものでおつまみを。
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アボガドと海老のたたき梅和え

こっちはきっとお二人のお口にも合うんじゃないかな〜と・・・
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ユリ根の玉子とじ
さっと炒めてユリ根のしゃきしゃき感を楽しむ。

あとたまたま昨日会った友達にいただいた朴葉味噌
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椎茸と葱で。
朴葉は以前高山に行った時に買ってきたのを残しておいたやつ。
すでに香りはないけど雰囲気だけでもね。

そうこうしてるうちに鴨の焼き上がり。
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鴨の森の幸詰めオーブン焼き
詰め物は作り置き栗のシロップ煮、レーズン、デーツ、松の実、胡桃、アーモンドが入ったリゾット。
ナッツ類の香ばしさとドライフルーツの甘みがいいんだよね〜。

ペーさんのハサミが入る・・・。
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ね、中はリゾットがぎっしり。
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鴨で結構お腹いっぱいなんだけど、やっぱりデザートははずせないでしょ・・・と・・・
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フォンダンショコラ バニラアイスとブラッドオレンジのコンポート添え
でも残念ながらちょっと焼過ぎ・・・。
中からとろ〜ってなってない。

そうそう、お供のワイン。
前菜にはドイツ、ラインガウのリースリングをお出ししたんだけれど、鴨にはたんたんさん達が持ってきてくださった赤。
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このワイン、以前貸していただいて私も読んだ漫画“ソムリエ”で紹介されていたらしい。
バランスがよくって口あたりはマイルドな感じなのに、ボディはなかなかしっかりしてる。
なんで“ソムリエ”で紹介されてたのか憶えがなかったのでちょっと調べてみたら・・・。
このワイン、Val d'Orbieu:ヴァル・ドルビューという、南仏ラングドック地方のワイン生産者が集まったいわゆる協同組合によって造られているらしい。
土地のテロワールを大切にしたワインを造ろうと切磋琢磨し、加盟生産者の中から優れた葡萄だけを選んでブレンドされたキュヴェ。
なるほど・・・。






デザートもお腹に収まったらリビングのソファで寛ぎながら、たんたんさんが持ってきてくださった日本語字幕付きのドイツ映画“Der Tunnel”(邦題:トンネル)をDVDで。

トンネル


まだベルリンに壁のあった頃、地下にトンネルを掘って家族や恋人を東から西へ連れ出そうとした人たちの実話。
終わってみて「えっ、3時間近くもあったの?」
そう、そんな長い映画だったのに、そんなことを全く感じさせないくらい観る者を捕らえる。

本当に実話のままなのか、映画のために多少脚色されているのか未確認だけれど、壁を挟んで恋人が射殺されるシーン。


現存しているベルリンの壁を見て「えっ?こんな薄っぺらい壁?」と思ったのは私だけじゃないと思う。
たった20cmほどの厚さ、3mあるかないかの高さの壁。
それがベルリンの壁だったんだ。

by sandonomeshi | 2011-01-15 23:04 | 持ち寄り食事会 Fest


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