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三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2010年 08月 08日

「私のいない私の人生」 "Mein Leben ohne mich"

朝がゆっくりでブランチみたいになったから、お昼を端折って早めの夕飯。

この時期よく登場する夏野菜のグリル 山羊チーズのトッピング
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私のお皿にはオクラがのってるけど、ペーさんはオクラはイマイチだから代わりにさやいんげん。
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メインはトリポリーネのラムミンチボール入りトマトソース。
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トリポリーネは写真の通りひだのついた平麺。
トマトソースはいざという時のためにと買い置きしてあった出来合いの瓶詰めものだけど、そういう時がないまま賞味期限が近づいてきてるし、今のうちに使っとこうっと。
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瓶詰めのソースとかは何となく独特の風味があってあんまり好きじゃないんだけれど、これはかなりナチュラルな味で気に入っている。
さらに油で揚げたミートボールと一緒にしばし煮込んだから、コクもプラスされてるし。

デザートはシンプルにオレンジのトリプルセック・マリネ
「私のいない私の人生」 \"Mein Leben ohne mich\"_e0112086_18125877.jpg
程よく甘くて美味しいオレンジ。

で、デザート食べながらDVDで観始めたのが“Mi vida sin mi”(原題:My life without me、邦題:死ぬまでにしたい10のこと)。

死ぬまでにしたい10のこと


昨日観てきた“Map of the sounds of Tokyo”の監督Isabel Coixet:イザベル・コイシェの作品。

実はかなり以前に出張先のメキシコでペーさんが買ってきてくれてたんだけれど、すっかり忘れたままになってた。
それをイザベル・コイシェで思い出した訳。

彼女にとっては2作目のこの作品。
メキシコバージョンのDVDパッケージにはPedro Almodóvar:ペドロ・アルモドバルがプロデュースしたっていうのが 前面に押し出されていて、監督の名前はその他のスタッフと一緒に列記されていて、見つけるの大変。
でもドイツでは第53回(2003年)のベルリナーレ(ベルリン映画祭)のコンペティションに参加、その後テレビでも時々放映されていて評価は高いみたい。

実際、たんたんと進んでいくストーリーだけれど、昨日の“Map of...”よりもっと主演を始め登場人物の感情が繊細に描かれていると思った。
「My life without me〜私のいない私の人生」
わずか23歳にして余命2ヶ月と宣告されるも、それを誰にも告げず「私がいなくなる私の人生」でも家族は幸せに暮らして欲しいと願う。
「17歳で初めて私にキスした人の子供を産み、19歳で同じ人の二人目。母の家の庭に停めたキャンピングトレーラーに住み、父は10年来刑務所から出てきていない。考える時間などなかった・・・」彼女が考えた「死ぬまでにしたい10のこと」。

家族の幸せのために・・・
「ドン(夫)に子供たちも好きになれる女性を見つける」
「子供たちが18歳なるまですべての誕生日にメッセージを録音しておく」
「父に会いにいく」
そして彼女自身が今までの人生で実現できなかったこと・・・
「みんなで海を見に行ってピクニックをする」
「どんな風に感じるか他の男性と関係を持ってみる」
「爪の手入れをして、髪型もかえる」・・・。

ナレーションは彼女自身なのに自分のことを「you:あなた」と呼んでいるところが、観る者に「私だったら・・・」と思わす効果がある。

こんな動画を見つけた。
スペイン語吹き替えだけれど日本語字幕が付いてるし。
映画のラストシーンだけど、予告編よりもこの映画の雰囲気が伝わるかも。

by sandonomeshi | 2010-08-08 23:09 | 夕飯 Abendessen


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