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三度のメシより・・・ Sando no Meshi yori...

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2009年 05月 02日

アスパラガスのメニュー Spargel-Menü

5月2日 


お昼は女同士でおしゃべり。
夜はぺーさんとお出かけ。
実は結婚記念日にお友達とうちでバーベキューをしたので、日を改めてどこかで外メシでも・・・ってことになっていた。

お店はRutz
ベルリンに来て間もない頃、たまたま近くに住んでいてふらっと入ったワインバー&レストラン。
雰囲気も良くておつまみも美味しかったんだけれど、ちょっとお高かったかな~という記憶が・・・。
それ以来どんどん注目されていくと思っていたらMichelin:ミシュラン2008年版に一つ星で初登場。
今年もそれを維持し、Gault Millau:ゴー・ミヨは16ポイント。
本来ならとても敷居の高いレストランなので、いくら結婚記念日とはいえ候補にも挙がらないんだけれど、たまたま他の目的でRutzのサイトをチェックしていたら”白アスパラガスの特別メニュー”と言うのが何とかうちの予算内で収まりそうなお値段ででているのを発見。

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お天気上々だったのでHof:ホーフ(中庭)のテラス席へ。
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食前酒にベルモットをいただいて、後学のためにメニューを一通り拝見。
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オリーブオイルと一緒にサーブされた自家製パン三種。
これがパンだけ食べに来てもいいかなと思うほど絶品。
ふわふわなのに歯ごたえがもっちり。
これって天然酵母とか使ってるんだろうか・・・。
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もう少し早い時期に来ていたら桜を愛でながら食事ができたのに・・・。

さあ、まずはアミューズ。
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右からカリフラワーのクリームスープ、Wagyu(和牛)のミンチカツ風、トマトのエスプマ(泡)。
そう、”エスプマ”ですよ、奥様!って感じで、実はここのシェフMarco Müller:マルコ・ミュラーはFerran Adrià:フェラン・アドリアを崇拝しているらしい。

お料理はまずイワナ。
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木炭で直火焼きした切り身の下はタルタルで、そのまた下には白アスパラガスが。
付け合せはハーブのサラダ、ハムのエスプマ(サラダに隠れて見えないけれど・・・)、そして胡瓜とボリジのシャーベット。

ワインはそれぞれのお料理に合わせてグラスでお願いしたんだけれど、イワナには南アフリカのソーヴィニョン・ブラン。
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次は白アスパラガスのクリームスープ。
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具はスライスした白アスパラ、オレンジのコンポート、パプリカのゼリー、そしてWagyuのタルタルがのっかっていてタラゴンの風味。
個人的にはタルタルのスパイスが効き過ぎていてせっかくの和牛をちゃんと味わえなかった感じ。
この料理にはシャブリ・プルミエ・クリュ。

そろそろ光が苦しくなってきたけれどJoselito:ホセリート(イベリコ豚の養豚・生肉・加工製品製造会社)の頬肉。
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コンフィにし、グリーンアスパラのリゾットの上にのせてある。
ここにブラックタイガー(メニューにはスペイン語でLangostinoとなっていた)が添えてあるのも、スペインで(あるいは特にカタルーニャ地方で)言うところのmar y montaña(海と山)。
海の幸と山の幸を敢えて合わせる。
コンフィにのっているのはうちでも使っているインドナガコショウ。
メニューではベンガル産胡椒となっている。
ワインはやっぱりスペイン産かな~と思いきやオーストリアのTraminer:トラミネール。
やや甘辛のソースにほんのり甘味のあるワインをもってくる。

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もうフラッシュなしではなんだか分からない。
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メインであるはずの黒羽鶏のセージ風味焼きは半分だけしか写ってない・・・。
付け合わせが白アスパラとラビオリ、そしてSobrasada:ソブラサーダ(マヨルカ島産パプリカソーセージ)とポテトのラグー。
黒羽鶏、味もしっかりしているし、日本の地鶏みたいに歯ごたえがあって非常に美味しかったのは美味しかったんだけれど、私的好みでは、あるいは素人感覚なのかもしれないけれど、ホセリートの頬肉を後にして欲しかったかな・・・。
日本の照り焼きたれに近いソースで殆んど赤身の頬肉の後に、あっさり焼いた鶏・・・。
しかもワインがドイツ人がマヨルカ島で作っていると言う12種のキュヴェ(ブレンドワインの意味)。
う~ん、私には解らない・・・。

さて、コースは大詰めデザート。
メニューには”苺、ピスタチオ、バターミルク、アスパラガスのバニラアイス”となっている。
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手前のが白アスパラのバニラアイス。
ちゃんとアスパラの味がするし、違和感はない。
一番奥がやっぱり白アスパラのラグーにバターミルクのムースみたいなのがのっかっている。
黒っぽく見えるのはお米のポン菓子(若い人にはわからないかも?)。
ワインはPfalz:プファルツ地方のSpätleseだったんだけれど葡萄種を失念。
既に酔ってたかな・・・?

最後、ぺーさんは眠れなくなるから飲まないけれど、私はエスプレッソ・マキアート。
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あ~、ごちそうさま。
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因みにこの”アスパラガス・メニュー”、5月9日までの限定。

by sandonomeshi | 2009-05-02 23:42 | 外メシ ausser Haus


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